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「天使」ならぬ「白衣のヒヨコ」? 中高生の一日看護体験学習参加者募集 (2009年05月13日)

kurumaisu_090513.jpg東京都では、毎年夏休み期間に都内の医療機関などにおいて、中学生・高校生を対象とした一日看護体験学習を行っています。看護職に興味のある中高生に、看護への理解と関心を深めてもらうこと、より早い時期から「看護の心」に触れられることによって、将来の進路決定の参考となる機会とすることがその目的です。

実施期間は7月23日から7月31日まで、都内の医療機関及び介護老人保健施設において、看護体験や看護職員との懇談などを実施します。対象は東京都内在住・在学の中学2・3年生および高校生で、申込期間は6月11日から6月23日まで。往復はがきなどで申込ができます。

模擬看護体験として、以下のような内容が予定されています。
1)体温、脈拍、呼吸測定(中学生は見学や一部実施)
2)血圧の測定(看護職員と参加者又は参加者同士で実施)
3)車椅子介助、ストレッチャー移送(中学生は見学や一部実施)
4)洗髪、手浴、足浴、清拭の介助(中学生は見学や一部介助)

これらの看護体験に関しては、感染、事故防止、プライバシーの保護の観点を踏まえた上での体験となります。病院は病気やケガの治療のために訪れる場所ですが、逆に他の病気に感染するリスクの高い場所でもあります。また看護をするには、患者の病気や、仕事や家族など身の回りのプライバシーに触れる機会も多いということを認識しておくことが大切でしょう。

昨年の一日看護体験学習において、参加した中学生・高校生に行ったアンケートの結果によると、体験学習に参加したことで看護に対する関心は変わったか、という質問に対し、「非常に関心が強くなった」と答えた生徒は中学生は79%、高校生は89%でした。「少し関心が持てた」も合わせると、中高生共にほぼ100%になっています。

高校生には将来の具体的な進路について聞いていますが、9割以上が看護大学(短大)、看護専門学校、または医療系・福祉系の学校に進学すると答えています。これから学校や研修などで学ぶことは多いですが、現場を見学・体験した経験は、看護を志す生徒達にとって、将来に向かって意欲を湧かせるものとなるでしょう。

ナイチンゲールの世界を体験しよう 看護学校の無料一日体験入学 東京都
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中学生・高校生の一日看護体験学習|東京都



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投稿者 kksblog : 2009年05月13日 12:19


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