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見て・聞いて・調べて・実践して学ぶ 広島県の食育実例集 (2009年05月12日)

gohan_090512.jpg食育や生活習慣の改善を目指し、各都道府県や自治体などで取り組みが行われています。広島県教育委員会では、平成20年度に実践された県内の10校での取り組みについて、実例集としてまとめたものを公開しました。

紹介されているのは、広島県内の公立小学校8校、公立中学校2校での取り組みです。それぞれの学校について、子どもの生きる力・たくましさ・心の豊かさを育むなど、食育を通じて目指す子ども像が紹介されています。

学校での食育において、最初の手がかりになるのは給食です。多くの学校では学校給食を通じて、使われている食材のこと、栄養のことについて理解できるような取り組みを行っています。小学校では食育キャラクターや教職員による劇を行って、子ども達に親しみやすく、分かりやすく食に関する知識が浸透するような工夫をしているところもありました。

地元の食材を給食に取り入れる「地産地消」の取り組みを行っている所も多くありました。地元産の農産物、海産物、地域の特産物を給食の食材に使用する他、社会科の授業と連動させている例もありました。皆実(みなみ)小学校では、養殖漁業が盛んな広島らしく、養殖ワカメについて詳しく調べる、漁協の人の話を聴くなどといった取り組みがされています。

子ども達が自ら実践する例としては、子ども料理教室、献立作りを多くの学校で行っています。竹原西小学校では地場産物のぶどうを使ったジャム作り、吉浦小学校では郷土料理の「芋団子」作り、などその地域ならではの取り組みを行っている学校もありました。

学校菜園で野菜を栽培・収穫して給食の食材として利用する例もありました。ユニークな取り組みとしては、比治山(ひじやま)小学校の3年生の総合的な学修の時間で行った、県の特産物である広島菜の栽培です。広島菜は漬け物にする葉野菜ですが、収穫した広島菜を使ってオリジナルふりかけを作ったそうです。それぞれが好きな味を考えながらのふりかけ作りは楽しそうですね。

この他にも、各学校や学年、地域の特色に応じたさまざまな取り組みが紹介されていました。知らなければ「なんとなく」食べていた食事が、その作り方や食材のルーツを知ることで興味深いものになりそうですね。

地域の特性を生かした市町村食育推進計画づくりのすすめ〜内閣府食育推進室
発展した食育指導を行うために 学校における食育指導ハンドブック
調べて書いて考えよう 小学校向け「食の学習ノート」
遊びながら学べる食育カルタで、食事の食べ方や健康、マナーを学ぼう!

学校における食育の推進に向けて 食育 実践事例集:広島県教育委員会



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投稿者 kksblog : 2009年05月12日 10:27


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