●青少年の適切なインターネット利用のために 基本計画素案への意見募集中 (2009年05月07日)
青少年とインターネットの関わりについて、有害情報や犯罪から青少年を守るためのさまざまな取り組みがなされています。今年4月1日には「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」が施行されました。
これを受けて、内閣府ほか関係省庁の局長などで構成された「インターネット青少年有害情報対策・環境整備推進会議幹事会」では「青少年が安全に安心してインターネットを利用できるようにするための施策に関する基本的な計画(素案)」をとりまとめました。この基本計画素案について、広く国民からの意見を募集するパブリックコメントを行っています。
この基本計画素案の基本理念は、18才未満の青少年の適切なインターネット活用能力の習得、青少年の有害情報の閲覧機会の最小化、民間の自主的・主体的取り組みの尊重となっています。
基本的な方針としては次の4点が挙げられています。
1)青少年が自立して主体的にインターネットを利用できるようにするための教育・啓発の推進
2)保護者が青少年のインターネット利用を適切に管理できるようにするための啓発活動の実施
3)事業者などによる青少年が青少年有害情報に触れないようにするための取り組みの促進
4)国民によるインターネット上の問題解決に向けた自主的な取り組みの推進
意見提出は、郵送・FAX・インターネットから行えます。郵送・FAXは青少年インターネット環境整備推進室まで、インターネットでは専用の投稿フォームが用意されています。提出期限は5月25日月曜日までです。
インターネットに対する法規制や取り組みには、「表現の自由」や「企業活動」と相反することや、犯罪に関わる手口がより巧妙化することなどの問題がついてきます。一方でインターネットが問題視される原因の一つには、利用する私たちの知識・意識が不十分である、ということも考えられます。基本計画素案には学校や家庭での取り組み、民間の取り組みの支援についての内容が盛り込まれています。安易に規制を求めるより、子ども達を守るためには身近な大人がしっかりすることが大切なのではないでしょうか。
青少年のインターネット環境の整備等に関する検討会
青少年のインターネット利用に関する法令に対しての意見募集の結果公表
「青少年が安全に安心してインターネットを利用できるようにするための施策に関する基本的な計画(素案)」に対する意見募集について
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投稿者 kksblog : 2009年05月07日 12:47