●大学生の学習・生活実態調査~Benesse教育研究開発センター (2009年05月06日)
この調査は、Benesse教育研究開発センターが行ったもので、調査テーマは、「大学生の学習・生活に関する意識・実態調査」ということです。
調査の方法は、インターネット調査で、調査対象は18~24歳の大学1~4年生(留学生、社会人経験者を除いて)です。調査は、2008年の10月上旬に行われました。
有効回答数の4,070名のうち、男子は2439名、女子は1,631名でした。
調査項目としては、高校での学習実態、大学選択で重視した点、大学への志望度、大学の満足、大学生活で力を入れてきた活動、1週間の過ごし方、授業への出席率、大学での学習状況、などです。
高校での様子として「大学入学までに経験したことは?」という質問では、「浪人をした」という答えが17.7%と最も多く、性別では男子、学部系統別では「保健その他」で浪人経験者が多い結果となっています。一方、「他の高等教育機関(他の大学・短大、専門学校など)に入学した」、「海外留学した」など、大学への編入学や高校時代の留学経験というのは、わずかでした。
大学在学中の様子として「現在の大学・学部に進学したときの気持ちは?」という質問では、およそ8割の学生が肯定的な気持ちを抱いていました。また大学満足度は、「施設・設備」に関するハード面で最も高くて76.0%、「授業・教育システム」、「進路支援の体制」に関するソフト面では、ともに49.5%と最も低くなっていました。
大学生の授業への出席率は、平均して8.7割と高いのですが、学年の上昇とともに出席率は下がり、理系や職業資格と直結した学部で出席率が高いのに対し、「社会科学」では低く、また男子よりも女子のほうが高い傾向がみられました。
大学卒業後のことでは、大学4年生の10月時点で、大学卒業後の進路が決定・内定している学生が、全体の71.6%にすぎず、「準備・活動にさえ至らない学生」も、1割程度いました。
大学卒業後に社会人となる学生さんが、ほとんどのはずですが、着実に道を歩いていくには厳しい時代ですね。
■関連記事
平成20年度全国学力・学習状況調査の参加学校数【文部科学省】
平成20年度の全国学力・学習状況調査追加分析~文部科学省
« 知りたい用語のあらゆる情報を調べる『kotobank.jp』 | トップページへ 子どもが楽しく学べる食育絵本、『しょくまる-メタボ軍をやっつけろ!-』 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2009年05月06日 16:44