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ICT化で集中力や学習意欲向上~『学校ICT環境整備事業』 (2009年05月15日)

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文部科学省認可の公益法人であるJAPET(日本教育工学振興会)のホームページに、平成21年度補正予算案『学校ICT環境整備事業』に関する資料が掲載されています。
平成21年度補正予算案『学校ICT環境整備事業』

今回の補正により、学校のすべてのテレビのデジタル化、校務用コンピュータを教員1人1台、教育用コンピュータを児童生徒3.6人に1台、すべての普通教室に校内LANを整備といった、学校ICT環境整備事業の目標をすべて実現できる計画です。

事業費総額は4,081億円で、負担割合は、国庫補助が2千億円、残りは地域活性化・経済危機対策臨時交付金などになることから、各自治体は財源を確保することが重要になります。

また、ICT化とともに学校施設における耐震・エコも推進することから、「スクール・ニューディール構想」として、安全・安心な学校施設の確保、地域の防災拠点としての機能強化、二酸化炭素削減による環境負荷の低減などにも取り組みます。

例えばデジタルテレビを活用した授業を実施したところ、迫力ある高画質・高音質な映像やパソコンなどとの連携による学習によって、児童・生徒の挙手や発言が増え、集中力や学習意欲向上の効果があったようです。また、ICTを活用した指導の効果を調査したところ、客観テストでは、「ICT活用なし」より「ICT活用あり」のほうが、得点が高い結果になっています。

しかし、他国におけるICT環境の整備状況を調査したところ、日本は、コンピュータ1台あたりの児童生徒数、校内LAN整備率、(超)高速インターネット接続率のすべてが、米国、英国、韓国に比べて劣っていることがわかりました。高度情報化社会の中で、教育現場は遅れ気味の印象がありますね。ICT環境整備により、時代のニーズに見合った教育環境が整うことが期待されます。


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投稿者 kksblog : 2009年05月15日 02:40


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