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よりよい教育環境のための適正な学校規模は小中学校で12学級~24学級 (2009年04月28日)

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福岡市教育委員会より、「福岡市立小・中学校の学校規模適正化に関する実施方針~よりよい教育環境の実現に向けて~」が公表されました。

同教育委員会では、集団の中で話し合いながら多様な考え方に触れる学習や子どもたちが自分の思いを人に伝え人間関係をつくっていけるコミュニケーション能力を育成するには、一定の学校規模が必要であるという考え方を提案。平成20年7月に保護者・地域・学識経験者・市議会・学校の代表で構成する「学校規模適正化検討委員会」を設置しました。

福岡市が定める「適正な学校規模」は、小学校で12学級~24学級、中学校で12学級~24学級だとしています。また、次に示す範囲は適正な学校規模に準ずるものとして考えているそうです。

9~11学級の中学校(理由:全10教科に教員が配置できている状況や部活動や選択教科の実施にも特に教育活動を行う上で支障がない状況など、学校の規模を原因とした教育課題は生じていないため。)

25学級~30学級の小中学校(理由:学級数が多くなることで、特別教室の使用などに支障が生じる場合もありますが、学級数に応じて普通教室・特別教室・多目的教室を確実に整備することによって課題を補い、教育効果を発揮できるため。)

6学級以下の小学校、3学級以下の中学校への取り組みとしては、学校の統合や通学区域の変更、施設一体型小中連携教育、合同授業の拡充が挙げられています。

31学級以上の小中学校への取り組みとしては、学校の分離、通学区域の変更、特別教室等の増設の3つが挙げられています。

よりよい教育環境を実現していくには、適正な学校規模を保つことが非常に重要だと考えられます。学校側もできるかぎり、合同授業の拡充や施設一体型小中連携教育の実施などできそうな部分から改善していくことが大切なのではないでしょうか。

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投稿者 kksblog : 2009年04月28日 19:00


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