●豊かな人間性を培うために、科学する心を育てる教育を! (2009年04月14日)
財団法人ソニー教育財団は、「科学する心を育てる」を主題とした論文の入選園の事例やアイディアをまとめ、公開しています。
この実践事例集は、ソニー教育財団が、21世紀を担う子どもたちの豊かな人間性を培うために、乳幼児期の「科学する心」を大切な視点としている「幼児教育支援プログラム」の活動の一環です。募集した論文の中から、幼稚園および保育園の優れた取組みを全国に発信することで、先生方を支援し、社会に広めていくことを目指しています。
2002年度から始まり、最新の『科学する心を育てる 実践事例集vol.6』は、「「科学する」保育を楽しむ」、「「科学する心」が育つ」、「「科学する心を育てる」ために」の3章構成になっています。
1章では、「イチゴも種を蒔くとできるの?」と先生も知らない未経験のことに向かい、子どもと一緒に活動したレポートなど、保育者が子どもとともに心を動かして活動することで「科学する」保育を実施している事例を紹介しています。
2章では、「音を作って遊ぼう」とさまざまな材料から試したり工夫することで、楽器を作って音を出したり演奏したレポートなど、工夫しながら進めている経験の積み重ねが、豊かな感性を身につけ、「科学する心」が育まれている事例を紹介しています。
3章では、「できた!ぼく、できた!」と3歳児と5歳児の砂遊びの中で、どうやれば上手く泥団子ができるか試行錯誤したり、3歳児と5歳児のかかわりの様子を見届けたレポートなど、発達や実態に応じた保育を実施し、記録していることで、子どもの「科学する心」の育ちを捉える力につながっている事例を紹介しています。
子どもの純粋な“すごい!ふしぎ!”は、身の回りにある小さなことでもたくさんあります。その感動する心、想像する心、探究する心を、大人は大事に育てていってあげたいものですね。
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投稿者 kksblog : 2009年04月14日 13:21