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次世代の子どもたちを育成していくために、今後10年間で目指す教育ビジョン (2009年04月10日)

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新宿区教育委員会は、新宿区の子どもたちがその生涯を切り拓いていく力を身につけ、夢と希望をもって成長していけるよう区が今後10年間で目指すこれからの教育や取り組みの方向などを示す「新宿区教育ビジョン」を策定したことを発表しました。

「教育ビジョン」とは、「教育目標」を達成するための今後10年間の新宿区の目指す教育としての「3つの柱と14の課題」、今後5年間の「基本施策」と3年間で取り組む「個別事業」からなる計画です。この計画は、教育基本法に定める教育振興基本計画とするとともに、教育委員会の活動の点検・評価の対象とし、教育の計画行政のしくみとして推進していくそうです。

教育ビジョンの実現に向け、「開かれた教育委員会の活動の充実」と「教育センター機能の充実」、「関係機関等との連携・協力」の3つがおもに挙げられています。

開かれた教育委員会の活動の充実では、教育ビジョンに体系づけられた基本施策および個別事業を対象とし、実績および効果などについて教育委員会としての自己評価を行い、この自己評価に対して学識経験者の知見を活用し第三者の視点から評価が行われるようにするとのことです。

教育センター機能の充実としては、平成4年にコズミックセンター4階に教育センターを設置して以降、様々な教育課題やニーズに応えるため、教育相談室、適応指導教室(つくし教室)、ことばの教室、国際理解教室、教育開発室などを開設しているそうですが、今後ますます多様化する教育課題やニーズに対応していくために、さまざまなサポートが考えられているそうです。

関係機関等との連携・協力では、「新宿区次世代育成支援計画」に基づき、乳幼児期から青年期までを見通した次世代育成支援の取り組みを計画に進めていくこと、また地域文化部、子ども家庭部をはじめ福祉部、健康部などあらゆる部と連携して子どもの教育を支えるしくみづくりを推進していくことを目標に掲げています。

「生きる力」が重要視されている今、子どもたちの教育環境を整えていくのは大人へ課せられた大切な使命だといえます。教育関係者はもちろんのこと、家庭や地域でも子どもに良い影響を与えられるような環境を作っていきたいものです。

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「新宿区教育ビジョン」素案について



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投稿者 kksblog : 2009年04月10日 19:32


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