●保護者から学校への苦情には「適・正・組・関」で対応~沖縄県 (2009年04月09日)
沖縄県教育委員会は、教職員向けマニュアル『学校を取り巻く問題解決マニュアル~信頼される学校づくりをめざして』を作成しました。
本マニュアルは、保護者や地域住民からの、要望・苦情の理解、電話対応の心得など、教職員が学校を取り巻く問題に的確に対応するための手順を示したものです。学校に対しての要望・苦情は、子どもを思う気持ちから寄せられたものであり、それを謙虚に受け止めること、幼児児童生徒一人ひとりに寄り添った教育活動及び保護者との連携強化に努めることで、開かれた学校・信頼される学校づくりができます。その一助として、学校独自のマニュアルづくりに活用されるように、、弁護士や医療関係者、臨床心理士、警察、保護者等からなる「問題解決支援チーム」委員の協力の下、本マニュアルは作成されました。
内容は、まず、学校へ寄せられた要望・苦情を理解すること、苦情を予防することの大切さから、要望・苦情への心得、対応のしかた、電話対応のポイントなどが掲載されています。
次に、実際の対応の例として、いじめに関する例、指導方法に関する例、地域住民に関する例が、良い対応と悪い対応で比較されています。また、苦情が起こりやすい事例についても、内容、対応状況などがまとめられています。
学校を取り巻く問題を解決するためのキーワードは、「適・正・組・関」。「適」正な初期対応、「正」確な事実確認、「組」織的な対応、「関」係機関との連携です。
保護者や地域住民として、学校に伝えたいことはいろいろあるでしょう。そして、教職員、学校としては、できることとできないことがあります。大切なことは、対話をとおしてお互いの状況を分かり合い、理解を深め、問題解決に向けて建設的な方向へ向かっていくこと。こういったマニュアルが活用され、学校・保護者・地域が良好な関係を保ち、信頼関係が築けるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2009年04月09日 09:47