●平成20年度の全国学力・学習状況調査追加分析~文部科学省 (2009年04月09日)
平成20年度の全国学力・学習状況調査の結果を用いた追加分析に関してですが、平成21年3月30日の第11回「全国学力・学習状況調査の分析・活用の推進に関する専門家検討会議」で、分析ワーキンググループの成果などをもとにまとめられた結果や国立教育政策研究所等の作成資料が報告されました。
報告された内容は、以下のようになっています。
文部科学省より「習熟度別少人数指導の低学力層に対する学習意欲や学力への効果」、文部科学省より「学力・学習習慣と学校における学習指導との関わりについての分析」、国立教育政策研究所より「全国学力・学習状況調査の結果を踏まえた学校の取組事例に係る調査研究」、横浜国立大学委託研究より「都道府県等が独自に行う学力調査結果等を効果的に接合する手法の開発」です。
たとえば、「習熟度別少人数指導の低学力層に対する学習意欲や学力への効果」では、分析方法として、算数・数学において習熟度別少人数指導を行った時間数と、学習に対する関心・意欲・態度に関する質問項目に対し肯定的回答をする児童生徒の割合を、学力層別にみる、という方法がとられています。
その結果、算数・数学において習熟の遅いグループに対する少人数指導を行うことによって、低学力層の児童生徒の学習に対する関心・意欲・態度が高まる傾向がある、ということが確認できました。
また、習熟の遅いグループに対する少人数指導を行った学校に在籍する低学力層の児童・生徒は、学力層別に見た関心・意欲・態度に関する項目に対し、肯定的回答をする児童・生徒が多い傾向が見られました。
勉強することが活力や楽しみに繋がるようであれば、努力もしっかりできそうですよね。
■関連記事
動画でつまづき解消! 算数・数学の思考過程をイメージ化する動画素材集
鏡にうつした文字で数式をつくってみよう!もっと楽しく数学・算数を学ぶ
« 防煙教育は小学生のうちから、保護者からの副流煙を防ぎ家庭内分煙の推進も | トップページへ 保護者から学校への苦情には「適・正・組・関」で対応~沖縄県 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2009年04月09日 01:09