●防煙教育は小学生のうちから、保護者からの副流煙を防ぎ家庭内分煙の推進も (2009年04月08日)
佐賀新聞より発信されている「ひびのニュース」によれば、佐賀県と県教委は新年度、全中学校で展開してきた「防煙教育」を県内全小学校に拡大していくことを決めたそうです。
「防煙教育」では県医師会や歯科医師会、薬剤師会などが外部講師として協力し、喫煙する保護者からの副流煙を吸い込むことによる健康被害についても教え、家庭内分煙の推進にもつなげることを目標に掲げています。
中学での防煙教育は、2006年度にスタートしています。県健康増進課が中学校25校を対象に実施した調査では、6%の生徒が喫煙を経験していることが分かったそうで、「さらに早期の教育が必要」として小学生にまで広げることにしたとのことです。
各学校は学校医や学校歯科医、学校薬剤師に講師を依頼し、講演会や特別授業を企画しているそうで、小学校での取り組みに向け、県医師会喫煙対策委員会は新たに防煙教育教材を作成する予定となっています。
また、スライドを使って、中毒性の高さや健康に与える影響を分かりやすく説明するほか、実際に友だちから喫煙を誘われた時の断り方も盛り込んでいくことになっています。
家族の喫煙率は約6割とのデータもあることから、県健康増進課は「こどもが喫煙に走るのを防ぐためには興味を持つ前の指導が大切。啓発を通じ、保護者の分煙や禁煙意識の向上にもつなげたい」と話しています。
「うちの子だけは大丈夫」「うちの生徒だけは大丈夫」という思い込みを捨て、まずは子どもたちとよく話し合ってみることが大切ではないでしょうか。今は吸っていなくても、何度も繰り返し幼いうちから教育をしていく必要があるでしょう。
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投稿者 kksblog : 2009年04月08日 18:22