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赤ちゃんとその家庭を支えよう 東京都で母子保健事業のための冊子作成 (2009年04月08日)

baby_090408.jpg東京都では、母子保健従事者向けに3つの冊子を作成しました。母子の健康の増進を図り、子育ての安心や虐待の予防・早期発見の役割を担う母子保健事業について、より効果的な実施を図るためです。

1冊目は「東京の母子保健」です。母子保健事業の歴史と理念、各事業の実施のポイントについて、体系的に把握することができるようになっています。PDF版とWORD版があり、東京都のホームページからダウンロードできます。編集可能にすることで、区市町村の母子保健従事者など、関係者が各自でマニュアルを作成するのに活用できます。

次は「新生児訪問とこんにちは赤ちゃんの協働に向けて 東京都版ガイドライン」です。生後28日までの赤ちゃんのいる家庭を主に助産師が家庭を訪問して母子の健康状態を見たり、育児の相談を受ける新生児訪問に加え、生後4ヶ月までの全戸訪問事業「こんにちは赤ちゃん事業」が児童福祉法に位置づけられました。いずれも乳児のいる家庭を訪問する事業ですが、新生児訪問は健康状態の専門的な把握、こんにちは赤ちゃんは地域での子育て情報の提供を目的とするなど、それぞれの特徴を活かしながら連携し、母子保健事業全体の効果を上げていくとしています。

最後は「母子保健事業に置ける要支援家庭の早期発見・支援のポイント」です。児童虐待を防ぐには、早期にその兆候を見つけることが大切です。母子手帳交付時や妊婦健診、母親学級・両親学級などの妊娠期、乳児健診時にリスクを敏感にキャッチすること、調査の結果を機械的に判断するのではなく、面接なども含め総合的に判断する、など具体的なポイントが挙げられています。

子育ては人生の中でも大きな仕事であり、親となった人たちの人生を大きく変える出来事でもあります。中にはとまどい、辛さを感じる人も少なくないでしょう。行政や地域の力でしっかり支えてあげたいですね。

親も子ものびのび育て 家庭の教育力向上を目指すパンフレット
厚労省、市区町村の子どもを守る地域ネットワークの設置状況を公表

母子保健事業のレベルアップ冊子・ガイドラインを作成|東京都



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投稿者 kksblog : 2009年04月08日 13:14


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