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安全で楽しい学校のために 学校施設整備に関する検討、調査研究の報告書 (2009年04月07日)

yurinoki_090407.jpg文部科学省では、学校で起きる子どもの事故について、学校施設における事故防止対策について検討を進めてきました。

また、地球温暖化などの環境問題に対応するため、環境への負荷を低減させる学校施設づくりの推進方策などについての検討しました。さらに、学校施設のより計画的、効率的な維持、改善を図るため、学校施設の評価の在り方について検討を行いました。これらについての報告書を同省のサイトで公表しています。

事故防止については、安全点検、改善方法までの事故防止の活動の流れや、転落・衝突・転倒・挟まれ・落下物および遊具の事故など、事故種別ごとの事故防止の考え方を解説しています。さらに実際の事故事例をもとに、課題と対策例を具体的に示してあります。

さらに事故防止対策を推進するため「学校施設整備指針」の安全対策関連規定を充実させる内容で改訂するとしています。改訂のポイントとして、「構造的な欠陥はもとより、児童生徒などが予測しにくい危険を十分に除去する」「防犯だけでなく、事故防止の観点からも指呼悪などが生じない計画とする」など、徹底して学校から不幸な事故を排除するための対策が講じられています。

地球温暖化対策に取り組む「エコスクール」については、低炭素社会実現に向け、全ての学校でエコスクール化を目指すとしています。学校でのエネルギー消費はそのほとんどが電気です。そこで校舎や体育館に太陽光発電設備を設置すれば、消費するエネルギーを自校でクリーンに発電することができます。また校庭の芝生化や緑のカーテンなど、学校の緑化を図ることで気温の上昇などを防ぐことができます。

学校施設評価については、設置者である教育委員会と学校とが連携し、情報・課題の共有をすることにより一体的な評価ができます。さらに学校は児童・生徒、保護者と連携協力し、教育委員会は学校建築関係の専門家などに助言をうけるなどして連携協力することで一体的な検討を行うことができるとしています。

安全に過ごせる学校は、学校に直接関わる人たちだけでなく、地域も含めたみんなの願いです。楽しく元気に活動でき、さらに安全も守られる、そんな学校作りのためには、保護者や地域も含めて学校に関わる全ての人たちの連携が大切なのでしょうね。

学校の管理下で発生する災害の発生事例と事故防止に向けて
新学習指導要領の円滑な支援に209億4800万円

「学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者会議」における報告書について:文部科学省



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投稿者 kksblog : 2009年04月07日 03:09


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