●大学等の学校法人での財務諸表 公開状況調査 (2009年04月05日)
文部科学省は、大学等の学校法人について「財産目録」「貸借対照表」「収支計算書」などの財務諸表を公表しているか、調査結果を発表しました。
今回の調査対象は、大学法人が537校、短期大学または高等専門学校が128校に対し実施されました。
何らかの方法で財務諸表等を一般公開している学校法人は、596法人(89.6%)であり、昨年同時期と比較して0.2%増加です。
公開方法としてはホームページによるものが多く、490法人あります。広報などによる公開は375法人であり、それまでより減少傾向にあります。
貸借対照表及び収支計算書に関しては80%の法人が公開しており、財産目録、事業報告書、監査報告書は70%の公開がされています。
公開数は年々増えていますが、その方法や内容については少しずつ変化しています。
平成16年には24%だったホームページ上での公開だったものが、平成20年には73.7%に増え、広報誌による公開が7割ぐらいであったものが、56%まで減っています。
内容については、貸借対照表や収支計算書は平成17年ごろから約8割程度の公表がされていましたが、財務目録、事業報告書、監査報告書については15~30%だったものが、約7割が公開されるようになりました。
文部科学省のホームページには、各学校法人の公開状況が一覧表として掲載されています。
学校法人といえども、乱脈経営がされていたら倒産の危機は免れません。きちんと情報公開ができるような健全経営がなされていることを、一般ユーザーが確認できるということは大切なのではないでしょうか?
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平成20年度学校法人の財務情報等の公開状況に関する調査結果について
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投稿者 kksblog : 2009年04月05日 23:52