●「テレビの進化は止まらない」 NHK放送技術研究所の一般公開 (2009年04月06日)
NHKには、放送及びその受信の進歩発達に必要な技術の研究を行うために、放送技術研究所があります。1930年に設立されて以来、放送技術全般にわたる日本で唯一の研究所として、放送の進歩発展にかかわる調査・研究を行っています。
NHK技術研究所では、「テレビの進化は止まらない」をテーマに、最新の研究成果を展示する研究所の公開を5月21日〜24日の期間に実施します。今年の公開ではNHKの経営計画が掲げる「いつでも、どこでも、もっと身近にNHK」を実現し、さらに発展させる技術の研究を紹介します。また地上デジタル放送関連技術を一堂に集めて展示すると共に、次世代の新しい放送を築くための研究成果が紹介されます。
公開内容は、研究展示として最新の技術研究の開発の成果、37項目が展示されます。これらの項目は以下のようなカテゴリに分けられています。
A 放送をもっと身近に、未来の技術
B クローズアップ地デジ
C 放送の未来
D 豊かなサービス
E 制作の高度化
例えばフレキシブル有機ELディスプレイでは、どこへでも便利に持ち運べるテレビに向けた技術の紹介がされています。インターネットを介した視聴者による映像コンテンツ共同制作では、テレビを受身に見るのではなく、視聴者側も参加して番組を作る、そんな楽しみ方が紹介されています。
地上デジタルではメインに放送している番組の他に、ニュースや天気予報などをいつでも見られるデータ放送を行っていますが、今後はさらにコンテンツ活用技術や、高機能なデータ放送サービス、大容量放送サービスや地域に応じたきめ細かな番組配信など、テレビは好みや必要に応じた情報端末として進化しているようです。
この他に放送技術研究所の職員による講演と研究発表を21日、22日の2日間にわたって行います。また、基礎的な研究成果を深く掘り下げて紹介するポスター展示もあります。
今回の公開では、環境に配慮した取り組みとして、紙資源の節減のため展示資料、講演・研究発表予稿集の販売を取りやめています。各項目の展示内容は、公開前にサイトに掲載されるそうです。
薄型テレビ、多チャンネル、データ放送など、地デジへの移行でテレビはさまざまに変わってきましたが、これからもまだまだ進化していくようですね。
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平成21年度放送技術研究所の公開について
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投稿者 kksblog : 2009年04月06日 15:40