●「情緒障害特別支援学級」から「自閉症・情緒障害特別支援学級」へ (2009年03月30日)
「情緒障害者」を対象とする特別支援学級については、対象とすべき障害の程度を定め、各学校において対象となる児童生徒一人一人のニーズに応じた適切な指導が行われるよう努力されています。
文部科学省では、自閉症など(自閉症及びアスペルガー症候群などのそれに類するもの)を対象とする特別支援学級については、これまで「主として心理的な要因による選択制かん黙などがあるもので、社会生活への適応が困難である程度のもの」とともに対応する学級として、「情緒障害特別支援学級」などの名称が使われてきました。この度在籍者数などの実態を踏まえ、「自閉症・情緒障害特別支援学級」という名称とすることを通知しました。
この名称変更にあたって、現在の特別支援学級の枠組みや対象となる障害の程度などは変更になりません。各学級においては、変わらず一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導を実施していきます。
また特別支援学級は、各学校において「なかよし学級」「わかくさ学級」などの呼称をつけられていることが多いですが、この名前を変更する必要はありません。学校での対応例としては、学校要覧や学校案内のパンフレットなどに「情緒障害特別支援学級」の表記がある場合に、「自閉症・情緒障害特別支援学級」の名称に修正するなどが考えられます。
平成19年12月18日に国連総会において、平成20年度以降、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」とすることが決議されました。このことを受け、各都道府県教育委員会および都道府県知事において、域内の学校、教職員、保護者などに対し、自閉症を含む発達障害についての正しい理解啓発を促進するよう努めることも通知されました。
自閉症の子どもは、コミュニケーションが苦手なことや、障害の程度や現れ方が一人一人違うことから、一般に理解されているとは言い難いでしょう。しかし適切な指導が行われればその能力をめざましく伸ばすことができることが明らかになっているのです。今後は学校内だけでなく保護者や地域へも啓発をしていくことが大切でしょうね。
通常の学校と通級、特別支援学級…障害ある子どもにとって最良の就学方法とは?
「障害」という個性を持つ子ども達とともに学ぶために 教員のためのQ&A集
「情緒障害者」を対象とする特別支援学級の名称について(通知)
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投稿者 kksblog : 2009年03月30日 01:33