●子どもの視力は年々低下傾向・低年齢化傾向にあり 学校保健統計調査より (2009年03月29日)
文部科学省は、幼稚園生から高校生までの健康に関する統計をとっています。平成20年度の統計について、その結果をホームページに発表しました。
統計の項目は、身長・体重・座高・視力・聴力・歯科などの疾病についてであり、健康についてのデータです。
身長・体重・座高についてはいずれの年齢層でも、昨年の数値から微減・微増が見られるものの、特出した差異はありませんでした。
身長の年間発育量が、男子では11歳で7.4センチがピークであり、女子は9歳で6.8センチがピークです。
親世代(昭和53年)と比べると、成長期のピークが男子は12歳、女子は10歳でした。30年の間で肉体的な成長が一年分早くなったと言えます。
肥満傾向を地方データでみると、東日本の地方部が肥満傾向が強く、都市部や西日本は傾向が弱いようです。
気候が寒冷地ということが関係するのでしょうか、はたまた有数な穀倉地帯を抱えていてお米がおいしいからでしょうか。不思議です。
そのほか、健康状態からみると各年齢層でむし歯疾患が多く、幼稚園50.3%、中学校では56.8%であり6割以下ですが、小学校63.8%と高校では65.5%と改善が必要な結果といえます。
また視力1.0以下についてはいずれの年齢層でも数値は低下しており、低年齢化もますます進んでいます。幼稚園生で28.9%が視力1.0以下であり、中学生以上では過半数を超えて、高校生では58.0%までに及んでいます。
こんなに視力の低下がみられるのは、テレビ、ゲームの影響もあるかもしれませんが、遠くを眺めたくてもビルなどにより、遠景を眺めるのが難しくなった環境にもよるのもあるかもしれません。
間違いなく身体的な成長をとげている子どもたちです。肉体的な成長とともに、精神的な成長を伴っているかどうかを危惧してしまうのは、老婆心でしょうか・・・?
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投稿者 kksblog : 2009年03月29日 18:18