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先進技術で子育て支援 東京都三鷹市で地域SNS (2009年03月28日)

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いま、東京の「三鷹市地域子どもクラブ」では面白い実験が行われています。それは「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)」が、地域子どもクラブの運営の円滑化に役立つかどうかを実証的に実験するものです。

「三鷹市子どもクラブ」は、児童が放課後や土日に安全に安心して過ごせるようにと設けられた三鷹市の事業です。参加する保護者や地域のボランティアの協力で、校庭開放をしたり、工作教室を開いたり様々なイベントを開催しています。

今回の実証実験は、「三鷹市子どもクラブ」の保護者・ボランティアをつなぐ「SNS」が、情報共有ツールとして役に立つのかどうかを試ようというものです。

この実験は慶応義塾大学の「コ・モビリティ社会の創成プロジェクト」の一環として、NECとKDDIと共同で、三鷹市の協力のもと行われています。

「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)」とは、“mixi”で有名になったような、ネット上で社会的なネットワークを構築できる、つまり人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型のwebサイトです。

今回のプロジェクトでは「三鷹市地域子どもクラブ」関係者が、ネット上で緊急連絡や行事予定、活動報告等の「情報を共有できるシステム」を作ることを目的としています。

何故必要なのかというと、「三鷹市地域子どもクラブ」は、保護者や地域のボランティアなど、多様なメンバーの支えから成り立っており、全員で顔を合わせて情報共有をする機会を作るのは非常に困難で、そのことが課題になっていたからです。

SNSでは、緊急連絡や行事予定などのオフィシャルな情報以外にも、個人の日記や動画の共有もでき、若いお母さんにベテラン母さんがアドバイスすることもできます。

情報共有といった“お堅い”目的だけでなく、顔見知りの安心感のなかで気軽にコミュニケーションがとれる、活発なコミュニティ形成の支援も目的の一つです。

実験は昨年12月から始まって、来年3月まで続きます。このSNSサイトを通じて、多くの地域密着型のコミュニケーションが広がることを期待します。

■関連記事
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東京都三鷹市で、地域子どもクラブ向けに「SNS」を用いたコミュニティ形成支援の実証実験を実施
~慶應義塾「コ・モビリティ社会の創成プロジェクト」の一環~



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投稿者 kksblog : 2009年03月28日 23:27


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