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学童保育所では1万2832件のけがや事故が起き、うち入院が179件も (2009年03月27日)

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国民生活センターは、「学童保育の安全に関する調査」の研究結果を発表しました。

同センターは昨年、全国1811の市区町村を対象に郵送調査を実施し、1133件(回収率62.6%)の回答を集計しました。2007年度は学童保育所で1万2832件のけがや事故が起き、うち入院が179件起こったと報告されています。

「施設から報告を受けている」を運営主体別にみると、公立公営は97.2%ですが、公立民営は79.3%、民立民営は41.4%にとどまっており、公立と民立では市区町村の受付体制に差がみられることが明らかになりました。

小規模施設が多い民立民営などではケガ・事故の記録をしていても、各施設が事故情報を収集することは難しく、情報収集には市区町村の関与が必要であると指摘されています。

学童保育施設は行動が活発かつ事故回避能力の未成熟な小学校低学年の子どもを中心とした生活の場ですが、ガイドラインで望ましいとされる40人以下の施設は45.2%にとどまっています。また、ケガ・事故は男児、特に1年生が多く、施設内で起こる事故をみると、「衝突・接触」によるものが多いことも明らかとなりました。

学童保育所を利用している子どもの数と比例するように待機児童の数も増加傾向にあります。学童保育所が少なすぎる今の現状を早急に解決していくためにも、もっと行政が力を入れて動くべきでしょう。

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投稿者 kksblog : 2009年03月27日 21:16


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