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父と子の過ごす時間が、子どもの行動を成長させる~厚生労働省 (2009年03月23日)


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厚生労働省は、毎年調査・公表している「21世紀出生児縦断調査」をもとに、出生から5歳までの間の家族状況、母の就業状況の変化、子どもの成長等を多面的に分析した「21世紀出生児縦断調査」を公表しました。

この調査は、2001年1月10日から17日の間及び7月10日から17日の間に出生した子を対象とし、長年にわたって追跡調査しています。21世紀の初年に出生した子の実態および経年変化の状況を継続的に観察することにより、少子化対策などに役立てることを目的としています。

主な調査事項は、同居者、父母の就業状況、父母の収入など家族の状況調査、起床・就寝時間、通園や習い事の状況、コンピュータゲームをする時間など子どもの生活の状況調査、父母の子どもとの接し方、父母が子どもと過ごす時間など子育て意識調査です。

分析結果から、子どもの行動に注目してみると、、「落ち着いて話しを聞くこと」、「ひとつのことに集中すること」、「がまんすること」、「約束を守ること」などを「できる」割合は、環境によって違いがある実態が明らかになりました。

例えば、ふだんの日にテレビを見る時間が「1時間未満」の子は、「できる」割合が高くなっています。コンピュータゲームを「しない」または「1時間未満」の子は、「その日の出来事などを親に話しをする」、「なぜ」、「どうして」と疑問に思うことを質問する」の割合が高くなっています。

また、「休日に父と過ごす時間」が長いほど、「子どもの行動」で「できる」割合が高くなっています。父と過ごす時間が「1時間未満」の子と「6時間以上」の子で比較すると、すべての「できる」行動が「6時間以上」の子のほうが割合が高く、また、第3回調査(2歳6か月)と第6回調査(5歳6か月)で比較してみると、父が「家族と一緒に過ごす」、「仕事に行く、家で仕事をする」子のほうが「できる」割合が高くなっています。

テレビやゲームに熱中させずに、父親と子どもが触れ合う時間を多くすることの大切さがうかがえる結果ですね。


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投稿者 kksblog : 2009年03月23日 06:37


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