●円滑な実施を目指して 新学習指導要領実施本部が開催されました (2009年03月19日)
新学習指導要領の全面実施に向けて、今年4月より授業時数が増加するなど先行実施が始まります。
3月9日に、新しい高等学校学習指導要領、特別支援学校学習指導要領などが公示されました。これを受けて、塩谷文部科学大臣、松野副大臣、山内副大臣、萩生田政務官、浮島政務官が出席して、新学習指導要領実施本部が開催されました。
新学習指導要領実施本部とは、新学習指導要領の円滑な実施に向けて、文部科学省全体として総合的に取り組んでいくため、事務次官を本部長とし、大臣官房長、初等中等局教育局長など各局の局長をメンバーとして構成している会議です。
新高等学校学習指導要領は、小学校・中学校学習指導要領などと同様に子どもたちの「生きる力」をはぐくむことを目指しており、さらに義務教育の基礎の上にその成果をさらに発展拡充させていくこととしています。実施は平成25年度入学生からとなりますが、一部は先行実施されることとなっています。特別支援学校の新学習指導要領などについては、幼稚園、小学校、中学校、高等学校それぞれの実施時期に準じて実施されます。
新学習指導要領実施本部会議では、塩谷大臣から「改訂により『生きる基本』を育成する基盤が整った。今後は学校現場からの視点で政策を考えていく必要がある。」といった旨の挨拶がありました。
他の出席者からは、以下のような発言がありました。
「教員研修への配慮、ICTの充実と学校のマネージメントの必要性」(松野副大臣)
「生きる基本・生きる力をしっかり基本に据えること」(山内副大臣)
「改正教育基本法を踏まえた教科書の充実」(萩生田大臣政務官)
「情報の共有と現場第一主義が大事」(浮島大臣政務官)
文部科学省は、新学習指導要領の円滑な実施に向けて、引き続き周知・広報に努めるとしています。教育現場に携わる教職員はもちろん、保護者や教育を受ける子ども達自身も関心を持って、学校で何が変わるのかを調べてみてはどうでしょう。
小・中学校新学習指導要領、冬休み明け〜全面実施までのスケジュール
高校も「脱ゆとり」ー高等学校の新学習指導要領公示
新学習指導要領実施本部の開催について
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投稿者 kksblog : 2009年03月19日 10:50