●『うざい』、『死ね』等、相手を傷付ける言葉を平気で使用…近年の問題点に (2009年03月18日)
全日本教職員連盟により「言語活動の充実についての調査」の結果が公表されました。
「近年の児童生徒の言語能力やコミュニケーション能力について、あなたが特に課題だと思うことは何ですか。」では、選んだ回答者の割合が高かった項目が「『うざい』、『死ね』等、相手を極度に傷付ける言葉を平気で使う」(全体で63.8%)となりました。
そのほかに、「語彙が少ない」(同58.7%)、「敬語を正しく使うことができない」(同56.5%)、「自分の思いばかりを主張してしまい、相手の思いを感じ取ることができない」(同51.8%)が続いています。
「近年の児童生徒の言語能力やコミュニケーション能力に課題が生じている原因として、あなたの考えに近いものはどれですか。」という設問では、「核家族化や共働きの家庭の増加による家族間の関わりの減少」(81.5%)、「ゲームの普及」(69.2%)、「テレビを中心としたマスコミの影響」(59.8%)の順で割合が高くなっています。
「近年の児童生徒の言語能力やコミュニケーション能力の課題に対して、あなたが考える改善策に近いものはどれですか。」という質問で選んだ回答者の割合が高かった項目は、「長時間ゲームをし続けることの弊害を広報し、家庭への啓発を行う」(60.9%)、「フィルタリングを義務化したり、有害サイトの監視を厳しくしたりする(後略)」(47.5%)です。
この他にも色々な調査結果が掲載されていますので、他の先生方の意見を知るという意味でも一度目を通してみてはいかがでしょうか。また、親御さんが自分の子どもの学校の様子を知るためにも、一見の価値はあるでしょう。
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投稿者 kksblog : 2009年03月18日 21:22