●平成20年中の、サイバー犯罪の検挙状況など~警察庁 (2009年03月03日)
「サイバー犯罪」というのは、「情報技術を利用する犯罪」のことを言うのですが、そのサイバー犯罪の検挙件数が近年増え続けています。
平成20年のサイバー犯罪の検挙件数は6,321件、前年が5,473件ということで、15.5%増加しています。サイバー犯罪の検挙件数は、平成16年から過去5年間で、約3倍になっています。
サイバー犯罪は、3類型に区別されています。不正アクセス禁止法違反、コンピュータ・電磁的記録対象犯罪、ネットワーク利用犯罪、の3つです。
不正アクセス禁止法というのは、ID・パスワードの不正な使用や、その他の攻撃手法により、アクセス権限のないコンピュータ資源へアクセスを行うことをいいます。その不正アクセス禁止法違反は、平成20年度では1,740件起こっており、前年の1,442件より20.7%増えています。
コンピュータ・電磁的記録対象犯罪というのは、金融機関などのオンライン端末を不正操作し、無断で他人の口座から自分の口座に預金を移したり、サーバコンピュータに保存されているホームページのデータを無断で書き換えたりすることをいいます。そういった犯罪は、平成20年度では247件で、前年の113件より118.6%増えています。
ネットワーク利用犯罪というのは、電子掲示板に販売広告を掲示し、覚せい剤等の違法な物品を販売するとか、インターネットオークションで分が持っていない品物を出品し、落札者から代金を騙し取るとか、インターネットに接続されたサーバコンピュータにわいせつな映像を置き、これを多くの人に対して閲覧させたといった犯罪をいいます。このネットワーク利用犯罪は、平成20年度4,334件起こっており、前年の3,918件よりも10.6%増えています。
ネットワーク利用犯罪は特に知らず知らずのうちに、子どもさんが被害に遭う可能性もあります。インターネットの利用のし方について、親子で会話をすることも大事でしょうね。
■関連記事
フィルタリング推進のパンフレット作成 警視庁サイバー犯罪防止より
出会い系サイト規制法違反が急増…児童生徒を守るには?一般から意見を募集
見ない!書き込まない!絶対に会わない! 出会い系による犯罪を防ごう
« 易しく学んでみよう~青少年インターネット環境整備法、フィルタリングって? | トップページへ 親と「会話」はしているけど「尊敬」は感じない? 中高生の生活と意識調査 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2009年03月03日 00:37