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教員の平均年齢は40代、定年まで続ける傾向~学校教員統計調査 (2009年03月28日)

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文部科学省のホームページに、平成19年度の学校教員についての統計調査の概要および結果が公開されています。

調査は3年ごとに実施されており、時期は学校調査及び教員個人調査については平成19年10月1日現在、教員異動調査については平成18年度間です。調査範囲は、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、幼稚園、大学,高等専門学校,専修学校及び各種学校の国・公立および私立の教員すべてが対象です。

調査結果概要より。
教員数を学校種類別にみると、小学校39万人(前回(平成16年度)に比べ0.3%増加)、中学校23万2千人(同1.1%減少)、高等学校23万4千人(同3.6%減少)、中等教育学校1,130人(同150%増加)、特別支援学校5万9千人(前回の盲学校,聾学校及び養護学校の計に比べ5.7%増加)、幼稚園10万7千人(同2.3%増加)、専修学校4万2千人(同3.7%増加)、各種学校1万人(同9.3%減少)となっています。

男女別にみると、女性教員の占める割合は、中等教育学校、幼稚園及び専修学校を除く各学校種で上昇しており、小学校61.7%、中学校40.3%、高等学校27.1%、中等教育学校30.7%、特別支援学校57.4%、幼稚園92.9%、専修学校50.7%、各種学校39.1%となっています。

教員の平均年齢をみると、どの学校種類においても40代前半の年齢になっていますが、幼稚園は35歳と若い年齢です。平均勤務年数は、最も長いのは小学校の20.2年で、最も短いのは専修学校の9.6年です。

教員の異動についてをみると、採用者数は、小学校15,222人(前回(平成15年度間)に比べ23.9%増加)、中学校8,021 人( 同15.2% 増加)、 高等学校6,951 人( 6.1% 減少) 、 幼稚園11,468人(同1.2%増加)などとなっており、高等学校及び聾学校を除く各学校種で前回より増加しています。離職についても高等学校、盲学校及び聾学校を除く各学校種で前回より増加しています。小学校、中学校、高等学校及び幼稚園の離職者について、離職理由をみると、幼稚園を除く各学校種で「定年(勧奨)のため」離職する割合が最も高くなっています。

教員の平均年齢、離職理由などから、教員は長く勤務する傾向が高いことがうかがえます。まもなく新学期。教員免許更新制も導入され、教員の方々にとっても新たな1年の始まりですね。


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平成19年度学校教員統計調査



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投稿者 kksblog : 2009年03月28日 21:16


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