●出会い系サイトへのアクセスは携帯電話―警察庁「出会い系サイトに関係した事件の検挙状況」 (2009年02月23日)
警察庁は、平成20年中のいわゆる出会い系サイトに関係した事件の検挙状況を発表しました。
これによると、出会い系サイトを利用して犯罪被害にあった18歳未満の子どもは724人で、前年と比べ34.2%減少したことが分かりました。また、被害にあった子どものうち98.6%が携帯電話を使って出会い系サイトにアクセスしていたことも明らかになりました。
出会い系サイトに関係した事件は、平成18年をピークに減少しており、平成20年は前年度比9.2%減の1592件でした。これに伴い出会い系サイトで被害にあう子どもの数も減少しており、平成19年が1100人だったのに対し、平成20年は724人と減少しました。これは、出会い系サイトを規制する法律が強化されたことが影響しているようです。
被害にあった子どものうち、小学生は2人、中学生は211人、高校生は328人でした。また、18歳未満の被害者724人のうち714人が携帯電話を使って出会い系サイトにアクセスしており、この傾向は年々大きくなっているようです。
検挙の内訳は、児童買春・児童ポルノ規制法違反が531件と最も多く、次いで出会い系サイト規制法違反が367件、青少年保護育成条例違反が302件となっています。出会い系サイト規制法違反のうち、子どもによる誘引は119件となっています。また、被害にあった18歳未満の女子のうち、82.4%は児童買春や青少年保護育成条例違反の被害者となっています。
最近、子どもに携帯電話を持たせないようにしようというアピールが多くありますが、これだけ多くの子どもが携帯電話をきっかけに犯罪に巻き込まれているとなると、それらのアピールももっともな気がしてきます。出会い系サイトなどでの犯罪を防ぐには大人への規制や取締りはもちろんのこと、フィルタリングなど子どもが自分の身を自分で守ることも重要なのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2009年02月23日 16:59