●親子間で意識に大きなズレ? 少年のインターネット利用に関する調査分析 (2009年02月21日)
警察庁生活安全局少年課では、育成学識経験者などから成る「少年のインターネット利用に関する調査研究会(青少年問題調査研究会)」を設置し、少年のインターネット利用の実態について調査・分析を行いました。その報告書が警察庁のサイトに掲載されています。
この調査は、インターネット人口普及率や地理的バランスなどを考慮した上で、青森県、東京都、滋賀県、岡山県、香川県、鹿児島県の6都県を選定し、各都県ごとに公立校の中学校及び高等学校の各1校の協力を仰いで行われました。対象となったのは各校の2年生とその保護者です。生徒・保護者とも無記名・自記式で行われました。
生徒・保護者いずれの調査も、携帯電話の利用、パソコン・携帯にかかわらずインターネットの利用について調査・分析されています。インターネット上にある有害情報、わいせつ画像、残虐な画像、自殺や犯罪を助長するようなサイトなどについて、存在を知っているか、同年代の者がそれを閲覧してもいいか、などといった意識についての質問もあります。
生徒に対しては、出会い系サイトについて利用したことがあるか、利用したことがある生徒についてはその詳細について質問しています。さらに出会い系サイトに関連し、犯罪に巻き込まれたケースがあること、書き込みの内容によっては法に触れることなど、認知しているかを調査しています。
これらの調査結果は、生徒・保護者それぞれに分析されたほか、親子をペアにした分析が行われました。これによって、携帯電話やインターネットの利用について、親子間でルールが決められていないか、親の方は決めていると思っていたのが、子どもの方はそう認識していないことが多い、ということが分かりました。
買い物や音楽・映像のダウンロードなどについても、親が子どもの利用状況を把握している割合が、相対的に低くなっています。閲覧以外のことを行う時には必ず相談する、利用時間帯を決める、など具体的な利用のルールを決めることが必要かもしれませんね。
■関連記事
フィルタリングで青少年を有害情報から守る法律、4月1日から施行
青少年のインターネット利用に関する法令に対しての意見募集の結果公表
少年のインターネット利用に関する調査研究報告書[調査研究報告書]
« 心に痛みを抱えた人は、妬みや他人の不幸を喜ぶ感情に走りやすい? | トップページへ ガチャピン・ムックグッズ付きスマイルセット発売 ケンタッキーフライドチキン »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2009年02月21日 07:26