●フィルタリングの普及促進を都道府県に依頼 (2009年02月17日)
文部科学省は、内閣府、内閣官房、警察庁、総務省、経済産業省と合同で、フィルタリングの普及促進に取り組むよう、都道府県、教育委員会、都道府県警察、PTA等に対して依頼を行いました。学校関係者や保護者に働きかけを行い、青少年がインターネットを適切に利用できるようにすることが目的です。
具体的には、携帯電話やインターネットの扱いに関する啓発資料を配布するとともに、地域の保護者や住民に対して普及啓発活動を行う予定です。
今回の依頼の背景として、昨年6月に成立し、4月1日に施行される「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」があります。
この法律では、青少年に適切にインターネットを利用させる責務が保護者にあるとされています。また、青少年が安全にインターネットを利用できるよう、国や地方公共団体がフィルタリング利用の普及啓発活動を行うことも求められています。
そのため、今回の普及啓発活動では、この法律の周知徹底も大きなねらいです。
文部科学省では、この法律についてのリーフレット「有害情報から子どもを守るために」や、携帯電話の危険性を知らせるリーフレット「ちょっと待って! はじめてのケータイ」「ちょっと待って、ケータイ」を教育委員会や学校に配布し、学校関係者や保護者に趣旨を周知させるとしています。
子どもたちがインターネットを通じて犯罪に巻き込まれる事例が増え、子どもたちを守るための対策はますます重要になってきています。法律などの環境整備が重要なのはもちろんのこと、親がインターネットやフィルタリングについてよく理解しておくことも重要です。「自分の子どもは自分で守る」という自覚も必要なのではないでしょうか。
■関連記事
フィルタリングで青少年を有害情報から守る法律、4月1日から施行
フィルタリングへのさらなる普及促進を依頼【総務省】
携帯電話フィルタリング普及は不十分
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投稿者 kksblog : 2009年02月17日 17:48