●禁止するだけで、子どもを守れるか?~ケータイに真正面から向き合おう (2009年02月12日)
このテーマは、CIEC(コンピュータ利用教育協議会)の第80回研究会でのものです。第80回研究会は、2月21日13時より北海道情報大学の札幌サテライトで開催されます。
開催趣旨としては、以下のようになっています。
テレビやビデオゲームなど、初等中等教育への影響が懸念された製品やサービスは以前にも存在していたわけですが、それらと携帯電話との決定的な違いというと、携帯電話の場合には、身に付けて、もっぱら家庭外とのコミュニケーションに利用、一目で何をしているのかが判らない、でも、その一方で防犯を目的として、ある程度親の側で積極的に子どもに持たせるケースも多いところにあります。
子ども達に「持込禁止」とするのも、アプローチの一つではありますが、実際、学校で禁止されているものの、持って行っている中学生が45%という民間の調査結果もあり、単に禁止するだけでは、実効性に疑問があります。
また、有害サイトへのアクセスを未然に防ぐ「フィルタリング機能」も充実してきていますが、むしろメール機能が子どもの携帯依存に拍車をかけており、フィルタリングを解除しなければ安心と単純に考えられるものでもありません。
社会全体の問題として、安全・安心のための簡潔な解決策はないものの、携帯電話が子ども達にも広く普及している今、少なくともその現実に真正面から向き合う必要があり、そのための、より具体的な対応についての議論を目的に、この度の研究会が開催されることとなりました。
携帯電話についての諸問題は、なかなか解決しにくいものであり、実際に色々と心配されている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。何かの解決策が少しでも話し合うことで導き出さればよいですよね。
■関連記事
未成年の携帯電話利用、家庭でのルールは?
子どもの携帯電話の利用についての実態調査を実施―東京都教育委員会
「携帯電話及びインターネットに関する実態調査」の分析、そして結果
« 携帯電話利用に伴う弊害から子どもを守りたい~教育再生懇談会の第7回会合 | トップページへ 地域と省庁などが連携 ネットワーク型体験活動のモデル事業および調査研究 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2009年02月12日 00:48