●新しい日本の教育、心を育む取組、今こそ実行のとき! (2009年02月08日)
文部科学省は、現在の教育課題を踏まえ、今度重点的に取り組むべき7つの事項と心を育むための5つの提案を発表しました。
『新しい日本の教育 今こそ実行のとき!~元気あふれる教育によって日本の底力を回復する~』
教育基本法の理念を実現し、教育振興基本計画を着実に推進するために、重点的に取り組むべき事項は、「生きる基本」、「学校体系」、「教育費」を柱とした、基礎学力の定着や体力向上、学校体系の在り方の検討、質の高い教員の確保、教育費の家計負担の軽減など7つの事項を実現するために、21年度予算案などに盛り込んだ具体的な施策例を挙げています。
『「心を育む」ための5つの提案~日本の良さを見直そう!~』
日本に昔からあった良さが次第に失われつつあると感じられる今、社会生活を営んでいくための基本的倫理観や自制心・自立心を育てるなど、「心を育む」取組を重視していく必要があると考えられています。
1. 「読み書きそろばん・外遊び」を推進する。
2. 校訓を見つめ直し、実践する。
3. 先人の生き方や本物の文化・芸術から学ぶ。
4. 家庭で、生活の基本的ルールをつくる。
5. 地域の力で、教育を支える。
日本が直面する難局を克服し、立て直しを図るため、今こそ教育の充実によって、未来に向けて明るく強い日本をつくっていくこと、そして大人も子どもも地域も一緒に、社会総がかりで「心を育む」取組を実行していくことの必要から、教育の重点事項および提案は作成されました。
携帯電話に代表される情報化の急速な進展等に伴い、人と人の絆の弱体化や、家庭や地域の教育力の低下など教育に関する課題は山積みかもしれません。重点事項が挙げられ、提案が発表されただけで終わらずに、ひとつひとつ確実に実行、達成させていく、これからが大事ですね。
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投稿者 kksblog : 2009年02月08日 21:23