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高校生による薬物乱用防止啓発映像、ポスター 映像はセンバツなどで放映 (2009年02月05日)

hizashi_090205.jpg政府は平成15年に、「薬物乱用防止新五か年戦略」を策定し、その第1目標に「中・高校生を中心に楽物乱用の危険性の啓発を継続するとともに、児童に対する啓発をいっそう工夫充実し、青少年による薬物乱用の根絶を目指す」ことを掲げてきました。

この一環として、文部科学省では、競技場などにおける大型ディスプレイなどを活用した、薬物乱用防止広報活動を実施しており、そのいっかんとして薬物乱用防止広報「啓発映像」および「啓発ポスター」を全国の高等学校などから作品募集を行いました。この度応募作品の中から優秀作品が決定、発表されました。

啓発映像は青森県立むつ工業高等学校の、国際理解愛好会のみなさん、啓発ポスターは岐阜県立岐阜総合学園高等学校の三年生、加藤奨貴さんが選ばれました。

選ばれた啓発映像は、スポーツの競技場に設置されている大型ディスプレイにおいて、試合前、試合途中などを利用して放映されます。また、新宿、大宮、札幌、大阪など全国8ヵ所の街頭ビジョンでも、2月9日から1週間程度放映されます。

競技場での放映は、Jリーグ公式戦、第81回選抜高等学校野球大会、第91回全国高等学校野球選手権記念大会、全国高等学校総合体育大会などが予定されています。ポスターは、平成21年3月頃に、全国の高等学校などに配布されます。

報道資料には、啓発映像の絵コンテ(映像の1つのカットがどのようなものかを説明する物)が掲載されていますが、その中で「薬物は姿を変え、名前を変えて、あなたを襲います」というナレーション、そしてさまざまな形態をした薬剤の映像と、「エス」「はっぱ」などという薬物の隠語が出てきます。気安い見た目や名前に惑わされてしまうと恐ろしいことになる、ということがとても分かりやすく表現されています。

このところ、有名な大学の学生や、スポーツ選手が薬物所持や使用で逮捕されているニュースをよく耳にします。子ども達の手本になるべき大人が、嘆かわしいことです。逆にこの機会に、薬物の恐ろしさや、誘われても断る勇気を持つことなど、家庭で話してみてはいかがでしょうか。

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投稿者 kksblog : 2009年02月05日 09:52


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