●「学校支援地域本部事業ハンドブック」~茨城県教育委員会 (2009年02月04日)
「学校支援地域本部事業」というのは、学校と地域の橋渡し役として「地域コーディネーター」を中学校区単位に配置、地域の住民の方たちが、学校支援ボランティアとして活動しやすい体制づくりを支援する事業のことをいっています。
「学校支援ボランティア」というのは、子どもたちの教育のために、学校の教育活動や環境整備などを支援するボランティア活動です。
そのメリットとしては、教員や地域の大人が子どもと向き合う時間が増えること、教員だけでは担いきれない業務等について地域が支援することで、教員が教育活動に専念できて、より多くの時間を子どもと向き合う時間にあてることができる、などのことがあります。
また、地域住民が自らの学習成果を生かす場が広がります。そして、地域の教育力の活性化も図られることになります。
「学校支援ボランティア」には、地域住民が持っている専門的知識や技術が必要なものもありますが、誰にでもできるボランティア活動もたくさんあります。たとえば、学習支援活動として、読み聞かせをしたり、計算、そろばんを教えたり、理科の実験補助や実験器具など準備、といったことです。
また、戦争体験の話や税の話、地域の歴史学習などの社会の勉強、英会話、英文法、英作文指導補助など英語の学習も可能です。
ほかには、ミシン、調理実習、裁縫、情報、木工などの技術・家庭の勉強、電動糸ノコ・彫刻刀の使い方など、図画工作・美術に関するもの、水泳、球技、陸上、器械運動など保健・体育、楽器指導、合唱指導、琴・尺八の演奏など音楽、といった幅広い内容が可能です。
学習支援ということで、先生でもなく親御さんでもない、地域の大人の人たちに何かを教わるということは、子どもの頃には貴重な体験となって、一生残っていくものではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2009年02月04日 00:52