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大学新卒者 内定取消750人以上、就職内定率若干下降 (2009年02月01日)

文部科学省と厚生労働省から、平成20年度大学等卒業予定者の就職内定状況について12月1日現在の集計が発表されました。

就職内定率は、大学卒業予定者80.5%(昨年同期-1.1%)、短大卒業予定者が56.9%(同-3.8%)、高等専門学校卒業予定者95.8%(同-2.9%)、専修学校卒業予定者63.1%(同-5.7%)です。

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経済情勢の悪化にともない、雇用情勢は大変厳しい状況にあるなか、昨年同時期からみて、いずれも減少した結果となりました。

そして就職活動で内定を取ったにもかかわらず、内定取り消しとなった学生らについても文部科学省より、統計として発表されました。

調査対象は国公私立の大学・短期大学・高等専門学校の1235校に対して実施したものです。その結果283校、753人の内定取り消しを受けた学生がいるということでした。

彼らのうち他の企業から内定を得たものは36%に過ぎず、53%の人はいまだに就職活動を続けているといいます。また、留年や大学院への進学・留学等のその他を選択した人は11%だそうです。

地道な就職活動により得た就職内定であるにもかかわらず、企業側の一方的な都合でこれをキャンセルされた学生にとっては、余計に負担がのしかかっていることだと思います。

正式な内定取り消しではなくても、自宅待機や条件変更など、企業からの何らかの通知を受けている学生も456人います。

企業としては約束を履行したくても、屋台骨が支えられないほどの現状を抱えていれば背に腹は代えられないのかもしれません。

企業にとって人材は財産だという考え方はできないのでしょうか。切り捨てるのではなく、ともに生き延びるというように切り替えて頑張ってほしいと思います。

■関連記事
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平成20年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(12月1日現在)について

大学・短期大学・高等専門学校の平成21年3月新規学校卒業予定者の就職内定取消状況(平成21年1月5日)等に関する調査について



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投稿者 kksblog : 2009年02月01日 15:19


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