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中学生が手作りの竪穴住居で“住み心地の快適”を実証 (2009年01月31日)

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山梨県在住の中学生が、縄文人の生活ぶりを調べたすばらしい研究を紹介します。

山梨県立考古博物館が開催した「わたしたちの研究室」というコンテストの個人研究部門で最優秀賞に選ばれた、韮崎市立韮崎東中学校2年生の河西 正悟さんによる研究『竪穴式住居の住み心地』です。

山梨日日新聞によると、河西さんは、縄文人の生活ぶりを調べるために、自宅の庭に縄文時代の竪穴住居を造り、完成後、2ヶ月間にわたって住み、夏は涼しく、冬は暖かいことを突き止めました。

住居に寝泊りし、室温を調べたのは昨年8月と11月。8月の昼間の室温は外気温より約3度低く、11月は火をおこして暖をとれば12、13度を保っていた結果が出たそうです。

竪穴住居は、これまでの5年間にわたる研究の集大成として、2007年夏から約半年をかけて造営。家族の協力を受けながら、自宅にあった竹やわらなどで高さ約3メートル、広さ約10平方メートルの住居を完成させました。

河西さんは、「住んでみると意外に快適だった」と振り返っており、数値によるデータ結果と体験して実感した結果をあわせて実証した研究は、考古学研究としても、中学生のコンテストの最優秀としても絶賛に値するものではないでしょうか。

「今度は弥生時代の生活を調べ、縄文時代と比較してみたい」と河西さんの古代ロマンへの探究心は尽きません。総合的な学習の時間や夏休みの自由研究などをきっかけにして、このような探究心をもち、そして実際に探究する子どもが増え、未来の研究者へ成長していってくれたらうれしいですね。


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http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/01/25/1.html



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投稿者 kksblog : 2009年01月31日 23:24


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