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自分の心ぐせを知って人間関係トラブルを防ぐ~中高生向けの「動物エゴグラム」 (2009年01月31日)

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ニフティ株式会社より、中高生向けの「動物エゴグラム」が提供されています。

エゴグラムとは、アメリカの心理学者J.M.デュセイが開発した性格分析法で、自分の性格の特徴と行動パターンを心理学の交流分析によって知ることができます。

同ページで診断できるのは「家庭での自分」、「学校での自分」、「社会での自分(友達といる時など)」の3種類です。「その時の自分だったら、どうするかな?」と想像しながら50問の質問に「はい」か「いいえ」、または「どちらでもない」で答えていきます。質問の内容はさまざまですが、直感で答えを出していくことがポイントです。

エゴグラムに登場する動物は、ライオン(グレイトライオン・ニコニコライオン)とコアラ(スーパーコアラ・プチコアラ)、サル(ウルトラモンキー・ポケットモンキー)、ネコ(ミラクルキャット・ゴロニャン)、モルモット(マンモスモルモ・ミニモルモ)と、細かく分けると全部で10種類あります。

■実際の流れ

1.最初の画面で名前を入力。(ニックネーム可)
2.「学校での自分」「家庭での自分」「社会での自分」から好きなカテゴリーを選択。私はここで「家庭での自分」を選んでみました。(下図)
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3.50問の質問に答えていきます。直感でサクサク答えていくと、だいたい3分くらいで完了します。(下図)
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4.自分のエゴグラムがグラフになって表示されます。(下図)
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5.次のページで、動物タイプが表示されます。ちなみに、私は「グレートライオン」でした。自分にも他人にも厳しい完璧主義者で、正義感が強いのだそうです……。(自己分析:自分ではマイペースでのんびり屋だと思っていたのですが、考えてみるとたしかに完璧主義的な部分もあります。)(下図)
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6.なりたい自分になるために、自分の理想のエゴグラムを作成。「なりたい自分のグラフ」の作り方は画面上で説明をしてくれます。

■動物タイプ別の特徴
・ライオン → 自分にも他人にも厳しい完璧主義者。責任感も強いので、最後まできちんとやらないと気がすまない。
・コアラ → 人をいたわり、励まし親身になって面倒を見るコアラタイプ。奉仕の精神がある。
・サル → 事実に基づいて物事を判断できるのがサルタイプ。場面に応じた、柔軟で現実的な判断ができる。
・ネコ → 好奇心や創造性に満ちていて、自然の感情に従うネコタイプ。自分の魅力をうまく表現できるので集団の中でも目立つ。
・モルモット → 人間関係に欠かせない協調性があるのが、モルモットタイプ。自分さえ我慢すればうまくいくと判断すると、多少無理してでも、周囲と合わせることができる。

また、エゴグラムでは、“人はなりたいようになれる”と主張しています。『なりたいようになる』とは『多少とも自分を変える』ということで、エゴグラムでいうと、エゴグラムのグラフの各キャラクター(ライオン、コアラ、サル、ネコ、モルモット)のエネルギーの配分をかえることになるそうです。

『なりたいようになる』ためのポイントは全部で3つあり、1つ目は「目標をはっきりさせる」こと、2つ目は「エゴグラムの低いところを伸ばす」こと、3つ目は「変化を妨げるもの(抵抗)に気づく」ことが挙げられています。

タロット占いのカードにも、相応する2つの意味があるのと同じように、実は5つの動物キャラクターにも意味があるそうで、どのキャラクターも、強すぎたり弱すぎたりすると、マイナスに受け止められることが多々あるとのこと。

たとえば、グレイトライオンの人は、相手のためを思って言っていることが、批判ばかりしてうるさい、と思われてしまうことがありますし、スーパーコアラの人は、相手のためを思って親切に面倒を見てあげていたのに、逆におせっかいと思われてしまうことがあるかもしれないということです。

それぞれのキャラクターがほどよくあれば、人間関係がうまくいくのですが、ゆきすぎはトラブルの原因になったり、自分自身がストレスを抱え込むことにもなりかねません。要は自分の心の癖を知った上で、自分の描く理想のエゴグラムになるように意識してみることが大切なのだそうです。

この「動物エゴグラム」では人間関係に重要な動物キャラクターを高めるコツも紹介されていますので、自分の弱点を知って“チェンジする”という意味でも、一度診断を生徒たちに試させてみてはいかがでしょう?人間関係でトラブルを起こしやすい思春期の子どもたちが、「動物エゴグラム」を使うことによって少しでも相手の気持ちや性格を理解するキッカケにしてくれると良いですね。

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投稿者 kksblog : 2009年01月31日 16:23


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