KKSブログ: 自習用教材をＷｅｂで公開―大阪府教育委員会

大阪府教育委員会は、小中学生向けのワークブックをＷｅｂで公開しています。

このワークブックは、学習指導ツール開発・実践事業の一環として、大阪府と府内各市町村教育委員会および小中学校の教員が共同で作成しているものです。学校で学習した知識や技能の定着をはかり、活用力をつけられるように作成されており、日々の宿題や自習用課題、放課後学習教室の課題として使われています。

このワークブックが各家庭でも利用できるよう、昨年１２月よりＷｅｂでも公開されるようになりました。各教科のワークを各単元ごとにダウンロードでき、各家庭で自習できるようになっています。

配信されているのは、小学校国語、小学校算数、中学校国語、中学校数学、中学校英語の５種類です。学年や内容によって単元が分かれており、自分の学びたい箇所だけを取り出して勉強することができます。

例えば、小学校国語では、「書くこと」「言語事項」「読むこと」などのテーマごとに問題が用意されています。それぞれの問題は低学年向け、中学年向け、高学年向けの３段階に分かれており、レベルに合わせて選ぶことができます。

内容は基礎・基本の知識が中心ですが、計算や漢字などのドリルとは異なり、文章題や自分の言葉で書く課題など、活用力を重視した内容になっています。

大阪府教育委員会では、平成２２年までの３年計画でこの取組を進めており、今後も順次内容を充実させていくとしています。

家庭で自習できるのは良いことです。ただし、このワークブックの内容は応用中心で、取り組んだ後のフォローが必要なものもあるようです。その意味で、家庭学習用というよりは学校との連携によって効果が発揮できる教材なのかもしれません。

教育家庭新聞社
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