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少年のかかわる犯罪や非行などの情報、対策がわかる「少年からのシグナル」 (2009年01月28日)

SIGNAL_090128.jpg警察庁から、少年非行と犯罪被害に関する情報や対策をまとめた「少年からのシグナル」平成20年度版が発行されています。

これによると、平成19年中に置ける刑法犯少年の検挙人員は、前年に比べ8.5%減少の10万3,224人でした。これは成人を含めた刑法犯総検挙人員のうち約3割を占めています。また、同年齢層人口1,000人当たりの検挙人員は13.8人と、前年からは少し減少していますが、成人(2.5人)の5.5倍となっています。

また、少年が主たる被害者となった刑法犯の認知件数は30万4,695件、そのうち凶悪犯は1,345件、粗暴犯は1万5,775件となっています。この他に児童虐待、自動の福祉を害する犯罪、少年を取り巻く有害環境といった事項について、統計や現状についての解説が掲載されています。

次に少年の非行を防止し、犯罪被害から守る取り組みが紹介されています。まずは非行防止の活動として、少年サポートセンターを中心とした活動と、学校等の関係機関・ボランティアと連携した施策が挙げられています。

少年サポートセンターは、警察の少年補導職員がちゅうしんとなって、 関係機関やボランティア団体と連携し、少年相談、街頭歩道、広報啓発などの幅広い活動を行っています。全国の都道府県警察に設置されており、活動の事例として、少年と年齢の近い大学生を少年サポーターとして委嘱し、少年達の居場所作り、立ち直りの支援などを行っている活動が紹介されています。

最後には「全国のヤングテレホンコーナー」の紹介があります。都道府県別に、少年が相談できる窓口として設置されているもので、自治体によってはメールの窓口も設けられています。

少年や若年層による凶悪な犯罪が起きると、「今の若者」「心の闇」などといった言葉がよく使われます。しかし社会や大人に対する反発心、自分に対する無力感などは、大小の差はあれど多くの人が感じるものではないでしょうか。社会全体でその心を受け止められるよう、大人がしっかりしたいですね。

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平成19年の少年非行等の概要について〜警察庁生活安全局少年課

少年からのシグナル(平成20年版)



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投稿者 kksblog : 2009年01月28日 12:49


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