●「安心ネットづくり」促進プログラム~青少年が安全にネットを利用できる環境を (2009年01月27日)
総務省は、インターネット上の違法・有害情報対策の包括的政策パッケージとして、「安心ネットづくり」促進プログラムを策定しました。
同省では、第169回国会で成立した「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」及び「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律の一部を改正する法律」を踏まえ、これまでのインターネット上の違法・有害情報に対する取組を整理した上で、「安心ネットづくり」促進プログラムを策定しました。
具体的な施策としては、「携帯電話フィルタリングの導入促進」「フィルタリング推進機関の支援」「自主的取組を推進する法制の検討」「特定電子メール法の着実な執行」の4つが挙げられています。
民間における自主的取組の促進の項では、違法・有害情報対策の推進として社団法人テレコムサービス協会など4事業者団体が運営している「違法・有害情報事業者相談センター」について、電気通信事業者ではないサイト管理者等の相談も受け付けるなど、拡充や機能の強化について、2009年度から支援するそうです。
また、児童ポルノの単純所持禁止などを盛り込んだ「児童ポルノ禁止法」の改正動向も踏まえながら、民間の自主的取組が推進されることが望ましいということです。例えば、ブロッキングについては、今後の閲覧防止策として期待されているが、ブロッキングが、実効性と実現可能性を兼ね備えた方策であるか検証することが重要だとしています。
さらに、具体的には、海外における運用実態の調査をしつつ、これを踏まえて、課題の解決方法について検討を深めること、趣旨に賛同するISPの協力を得て実証実験等を実施し、実際の効果や弊害を測定すること等の作業が不可欠であると述べています。
インターネットが子どもたちに及ぼす被害は多大なものであることからも、しっかりした取組の実施が急がれます。上記のようにさまざまな施策が考えられているようですが、行動を起こすのは大人たちですから早く重い腰を上げてほしいものですね。
■関連記事
小学生のインターネット利用について、親の危機意識度は?
インターネットは、利用者側の判断で! YAHOO!アンケート調査より
中高生保護者向けにインターネットセーフティガイドを公開
« 指導例つき分析結果を公表―石川県 平成20年度全国学力・学習状況調査の分析結果について | トップページへ 今年は目標を現実にしよう! 「アルク目標応援プロジェクト」 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2009年01月27日 21:36