●「メタボ」認知は目標クリア 食育推進基本計画の目標値と現状値発表 (2009年01月23日)
コンビニやスーパーのお総菜売り場で「食事バランスガイド」をよく見かけるようになりました。食育推進は、順調に進んでいるのでしょうか。
内閣府は「食育推進基本計画における食育の推進に当たっての目標値と現状値(平成21年1月現在)」を発表しました。基本計画策定時、平成18年3月までの数値と現状値、そして平成22年度の目標値を比較してあります。「食育に関心を持っている国民の割合」は、目標値90%以上に対し、現状値は75.1%と策定時の69.8%よりは上がっているものの、もう少し努力が必要なようです。
他の多くの項目についても「関心」と同様、改善されていますが、まだ目標値には足りない、というものがほとんどです。その中で「内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)を認知している国民の割合」は、目標値の80%以上を超えています。「メタボ」という覚えやすい略称でメディアに取り上げられたのが功を奏したのでしょうか。今ではバラエティ番組のネタとしても使われているのを見かけますよね。
一方「朝食を欠食する国民の割合」について、こちrもメディアなどでさまざまなデータが発表されたり、啓発活動もされているようですが、あまり良い数値が見られません。子どもと20歳代男性の朝食を欠食する割合は、やや減ってはいますがいずれも1%未満です。30歳代男性では逆に23.0%から30.2%に増加しています。
また「『食育バランスガイド』等を参考に食生活を送っている国民の割合」もやや減少しています。食育がスタートした当初は意識していたものの、実践し続けるのは大変なのかもしれません。
食事のバランス感覚をやしなうために、家庭や学校で、「どんなメニューを組み合わせれば、一日のバランスが良くなるかな?」といったゲームをしてみてはどうでしょう。案外子ども達の方がすんなり身に付いて、「今日は野菜が少ないよ!」などと言われてしまうかもしれませんよ。
■関連記事
「食育」への関心度 75.1% 内閣府より
「なぜ?なに?食育」—農林水産省の食育ページ
食育推進基本計画の目標値と現状値(平成21年1月現在)について
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投稿者 kksblog : 2009年01月23日 06:48