●日経HRが大学・大学院生対象の「就職活動に関する」調査結果を発表 (2009年01月22日)
日本経済新聞社の子会社で、就職・転職情報サービスを行う日経HRが、2010年3月卒業予定の都内の大学・大学院生を対象に、「就職活動に関するアンケート」を実施しました。
「行きたい業界は?」という質問に対し、昨年より支持率が高かったのは「食品」(13.7%→20.5%)や「陸運・鉄道」(6.6%→10.2%)、「商社」(27.7%→30.8%)などでした。景気の影響が比較的少ない生活必需品を扱う企業、インフラ業界、資源高で潤った商社などの人気が高まっています。
反対に「行きたくない業界は?」という質問に対しては、「不動産」と回答した学生の割合が急増(4.0%→14.1%)しており、昨年に比べて10ポイント以上増えています。上場する不動産会社の倒産が相次いだことから、不動産業界を敬遠する学生が増えたというわけです。建設・住宅関連も不評です。
「企業にエントリーする際に重視する点」としては、「従業員や売上高などの『企業規模』」と回答した学生が、前年に比べ10ポイント近く増加(17.0%→26.6%)しています。一方で、「業績」という回答は、昨年の17.3%から6.5%へと大きく減少しました。企業倒産が相次ぐ中、学生の間では、業績の良し悪しよりも、規模の重視というところに意識が強まっている様子です。
食品会社の産地偽装問題など、企業の不祥事のニュースの多かった2008年ですが、「不祥事が発覚した企業でも就職したいか?」という質問に対し、「大手企業や有名な企業なら気にならない」、「内定獲得できたのがその企業のみだったら就職する」、「そのような企業でも、特に区別せずに就活する」といった就職する可能性がある選択肢を選んだ学生の割合が昨年より約15ポイント増えました。厳しい就職環境が予想される今、企業の不祥事よりも、自分の内定を優先したいという学生の意識が表れています。
就職については、その時の流れでずいぶん違った環境になってしまいますね。学生のみなさんが、それぞれフルに能力を生かせる状況が得られますように、と願いたいですね。
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投稿者 kksblog : 2009年01月22日 00:19