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全国学力・学習状況調査の実施方法等の改善について (2009年01月19日)

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文部科学省は、「平成21年度全国学力・学習状況調査の実施方法等の改善について」と題する提言を公表しました。これは「全国学力・学習状況調査の分析・活用の推進に関する専門家会議」で取りまとめられたものです。

この会議は、過去2年間の調査の実施状況などを踏まえ、調査の目的がより生かされるような実施の在り方を検討しているものです。今回まとめられた提言には、調査結果の取り扱いについて、より一層の活用促進を求める内容となっています。

先日、平成21年度全国学力・学習状況調査の実施要領が決定・通知されましたが、その内容にはこの提言の内容が反映されています。

今回の提言は、昨年12月15日の会議でまとめられたものです。調査の具体的な改善について、
・調査結果の早期提供の継続
・より高度で専門的な分析等による有用な情報の発信
・各教育委員会、学校等における調査結果の一層の活用の促進
・調査結果の活用についての位置づけ
などが挙げられています。

これを受け、12月24日に公表された実施要領では、調査の結果を活用した取組に努めることを明確に位置づけたほか、調査結果を分析・活用するための体制を整備することが明記されました。また、一昨年度の調査の結果公表が遅かったことから、昨年同様、今年度も調査結果の提供を早期に行うことになりました。

また、各教育委員会や学校が調査結果の分析や教育内容の改善を行いやすいよう、文部科学省が支援することも明記されました。

調査結果の活用を明記した点では一歩前進ですが、具体的な改善の方法は各学校や教育委員会に委ねられています。学力だけではなく改善の取組においても「格差」が大きくならないようにしてもらいたいものです。

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投稿者 kksblog : 2009年01月19日 13:22


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