●新成人の目下の不安は「今後の進路」69.0%、「日本が好き」は72.6% (2009年01月13日)
オーネットから、「2009年新成人意識調査」の結果が発表されました。
2009年新成人の生活・恋愛・結婚・社会参加意識についてオーネットが調べたところ、「社会のために役に立ちたい」という回答が64.4%、「初めての選挙に参加する!」という回答が53.8%でした。世界的金融崩壊で20歳を迎えた2009年新成人は、行き詰まりの社会で不安を抱えながらも変革と挑戦を意識しているようです。
学生が87.3%を占める彼らの“目下の不安”は「今後の進路」69.0%。「経済不況に入り、職に就けるか不安」56.1%、「非正規就労になりたくない」53.7%、「働く環境は今後悪くなる」57.1%と、現在の社会情勢を受けて“職”に対する不安が付きまとっているようです。
将来に対しても、「これからの世の中は悪くなる」が50.4%、「親世代に比べ、今後の自分の生活は悪くなる」が52.4%と、新成人の不安はつきないようです。
「結婚したい」と80.4%が考え、「経済不況下でも、自分の結婚したい気持ちは変わらない」と73.0%が答えている彼らですが、それでも「経済的な基盤ができないと結婚はできない」85.2%、「経済不安などから、結婚を先延ばしにする傾向が強まる」65.7%と思っていることから、経済不況は結婚意向がありながらも実現は難しいという結果になりました。
自殺を考えたことのある新成人は41.5%にも達し、「社会人として通用するか心配(54.7%)」、「異性から見られた場合の魅力度」の自己評価平均点は46.4点と、自分に対する自信はやや欠けているものの、交際相手をつくるには積極的な活動は必須(81.0%)」、「結婚するには積極的な活動は必須(54.3%)」と、積極的な姿勢も見せているようです。
2009年の新成人は「日本が好き」と72.6%が答えているそうです。彼らは不安を抱えながらも、意思があれば“変革”ができるという思いを抱き、この行き詰った社会を自分たちも一員となって変えていこうとする“挑戦”精神も持ち始めているようです。
新成人で自殺を考えたことのある人は41.5%にも達しているということですから、日本の将来が相当危ぶまれます。しかし、「日本が好き」は72.6%にも上りますから、決して暗いだけの世の中ではないでしょう。大人達が率先して混沌とした世の中を少しでも変えていけるように、温かい地域社会を築いていきたいものです。
■関連記事
18歳は成人であるべき「18歳成人論」に基づく教育への提言 経済同友会
成人年齢を18歳に引き下げること、どう思う?青少年に対する意識調査
2008年・2008年に成人式の参加対象となる人に向けての「新成人に関する調査」
« 今年はカレにチョコをあげる?もらう? バレンタイン「逆チョコ」意識調査 | トップページへ 学研がiPodやiPhoneで使える語学ソフトを発売 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2009年01月13日 14:32