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これまで以上に結果の活用を―平成21年度全国学力・学習状況調査実施要領 (2009年01月12日)

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文部科学省は、平成21年度全国学力・学習状況調査に関する実施要領をホームページで公開しています。これは先月24日に各教育委員会に通知され、公表されたものです。

それによると、今年度の調査は4月21日に行われる予定で、実施教科、調査内容、対象学年などはこれまでと同様の内容で行われる予定です。ただし、調査後の結果の活用については、各都道府県や学校単位でこれまで以上に積極的に行うとしています。

あらためて、調査の内容についてまとめておくと、
実施日:平成21年4月21日(火)
対象学年:小学校第6学年、中学校第3学年
教科に関する調査:国語、算数・数学
          知識に関する問題、活用に関する問題の2種類ずつ
質問紙調査:学習意欲、学習方法、学習環境、生活状況などに関する調査
となっています。

これらの内容は、これまでと変わりありませんが、調査結果については、積極的に活用していくことが明記されました。これは、「全国学力・学習状況調査の分析・活用の推進に関する専門家検討会議」から、「調査の目的を踏まえ、調査結果の分析や活用をもっと促進すべきだ」という意見が出されたことを受けたものです。

そもそも、この調査の目的は、調査の結果をもとに教育内容、教育施策、児童生徒の学習状況などを改善することです。その目的を達成するためには、これまで以上に調査結果を活用することが重要であることが改めて示されたというわけです。そのため、文部科学省は教育委員会や学校に対し、教育の改善の取組についての支援を行うとしています。

なお、結果の公表については、これまで通り、学校別の結果の公表は行わないとしています。

全国学力・学習状況調査については、平均点や結果の公表の是非などばかりに注目が集まってきたように思います。結果の公表については引き続き議論が必要でしょうが、この調査が教育を改善するためのものであり、そのために何が必要かという視点を忘れてはならないと思います。

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投稿者 kksblog : 2009年01月12日 16:58


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