●パパの育児休業体験記を公開!「職場よりも親や親族の説得が大変」 (2009年01月08日)
内閣府の仕事と生活の調和推進室より、平成20年度版の「パパの育児休業体験記」が公開されています。
体験記の内容は、執筆者の横顔(プロフィール)を含めて応募時点(平成20年9月2日~10月17日)のもので、執筆者の横顔・凡例としては、(1)業種・役職、(2)勤務先従業員数、(3)年齢(体験記応募時)(4)年齢(育休開始時※複数回取得の場合は初回の育休開始時)、(5)家族構成、(6)育児休業期間(概数)、(7)その他が含まれています。
体験記の背景として育児休業取得率を見てみると、育児休業取得率は女性89.7%、男性1.56%となっています。前回調査(平成17年度)に比べ女性で17.4ポイント、男性で約3倍と、男女とも大幅に上昇しているものの、男性の育児休業取得率は依然として低い結果になっています。
事業所規模別について見ると、規模が大きいほど育児休業取得率は高く(500人以上規模で94.0%(同87.3%)、100~499人規模で93.3%(同79.0%)、30~99人規模で87.6%(同76.9%)、5~29人規模で65.3%(同58.5%)であり、育児休業取得率は全ての規模で上昇したそうです。
また、6歳未満児を持つ男性の育児・家事関連時間(週全体)を見ると、日本人男性の育児・家事関連時間は、欧米諸国と比較して極めて低い水準にあるという結果になりました。
体験記執筆者の属性は、初回育休開始時の年齢で30歳~34歳が一番多く、続いて35歳~39歳、3番目に25歳~29歳が多くなっています。育児休業の取得期間は、~1ヵ月が34%で最も多く、1年~が18%で2番目に多い結果となりました。
体験記ページには、「職場よりも親や親族の説得が大変」(岩本 真吾さん)や「育児休業を取得して初めて見えた世界」(田中 慎吾さん)、「パパは<育児なし>じゃないよ」( 根本 徹さん)、「赤ちゃんとの初めての生活」(黒川 滋さん)、「家族のステキな未来のために~期間限定専業主夫のすすめ~ 」(竹村 直人さん)など多数の作品が掲載中です。
なかなか普段は読めない男性の心理が体験記にはよく描かれているので、きっと育児休業について考え直す良いきっかけになるのではないでしょうか。先生方も是非とも参考に読んでみてはいかがでしょう?
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投稿者 kksblog : 2009年01月08日 21:47