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若者に「求められる能力」を得るための支援事業「YES-プログラム」 (2008年12月19日)

厚生労働省では、若年者の就職基礎能力を支援する事業「YES-プログラム」を行っています。これは、15歳から24歳の若年者における就職状況が非常に厳しいことから、企業を対象とした実態調査の結果に基づいて、若年者の就職促進を図ることを目的として、平成16年から実施しているものです。

企業が就職を希望する若年者に求める能力を「就職基礎能力」と呼び、この内容を明らかにすると共に、修得するための目安の提示や認定講座などの情報提供などを行っています。また、それらさまざまな就職基礎能力を修得したことを証明する「証明書」を発行する仕組みの整備をしています。

企業が求める就職基礎能力とは、下記のようなものです。
1)コミュニケーション能力
2)職業人意識
3)基礎学力(読み書き、計算・計数・数学的思考力、社会人常識)
4)ビジネスマナー
5)資格取得(情報技術関係、経理・財務関係、、語学力関係)

これらの能力を身につけることができる講座や試験を探すこともできます。それぞれの能力について、講座・試験を実施している期間の名称、実施会場、実施期間や受講料・受験料などを調べられるようになっています。講座には通学コース・通信コース・併用コースがあり、自分の住んでいる地域や学習スタイルに合った講座を調べることができます。

認定試験の合格などにより、上記の5つの能力全てを修得したと認められる場合は、本人の申請に基づいて、厚生労働省から「若年者就職基礎能力習得証明書」を交付されます。この証明書は、企業にとっては「即戦力となる人材確保に向けて客観的な判断材料として利用できる」、若年者にとっては「自己アピールが高まり、就職のチャンスと可能性が広がる」などといったメリットがあります。

景気後退で再び就職が困難になってきている今、いかに自分をアピールするか、自分に自信をつけるか、ということが大切になってくるのでしょうね。

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YES−プログラム (若年者就職基礎能力支援事業=Youth Employability Support Program)



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投稿者 kksblog : 2008年12月19日 00:24


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