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厚労省の調査でわかる、若い世代の睡眠不足の割合 (2008年12月28日)

厚生労働省が、平成19年国民健康・栄養調査の結果を公表しました。

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本調査は、健康増進法に基づき、国民の身体の状況、栄養摂取量および生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得るために実施されています。対象は国民生活基礎調査より設定された単位区から無作為抽出した単位区内の世帯(約6000世帯)および当該世帯の1歳以上の世帯員(約18,000人)です。

調査項目は、身体状況調査、食品摂取量や食事状況の調査、食生活や休養、飲酒、喫煙など生活習慣全般の調査を実施。平成19年調査の重点項目は「糖尿病」と「休養(睡眠)」でした。

若い世代である15歳から19歳の調査結果で注目されたのは、重点項目でもある「休養(睡眠)」について。「睡眠による休養が充分にとれていない」と回答した者は、15歳から19歳の男性で34.2%、女性で40.8%にも及びました。20歳代から40歳代でも3割を占めています。

年代によって健康への気遣いはいろいろですが、「睡眠」をしっかりとることはどの年代でも健康生活には欠かせないこと。ストレスの状況も大いに感じている人が多いのは、睡眠による休養が充分でないことも影響されているのではないでしょうか。

糖尿病の疑いがある人は約2,210万人と推定され、メタボリックシンドロームは男性の2人に1人、女性の5人に1人が疑いがあったり、予備軍といわれています。若い年代から健康増進を図り、栄養摂取や生活習慣をきちんとしておくかどうかで、将来の健康に大きく影響されるのです。

睡眠については、小学生くらいまでの子どもに対しては親も気にかけますが、15歳以上となると子どもの自己管理になってきますね。しかし睡眠をしっかりとることで、現代社会の疲れをその日のうちに解消し、脳の活動力を高められるように導いてあげられたらと思います。


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平成19年国民健康・栄養調査結果の概要について(厚生労働省)



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投稿者 kksblog : 2008年12月28日 23:13


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