●特別支援教育における金融教育に関するテキストが、開発されました (2008年12月25日)
このテキストは、国立大学法人東京学芸大学、株式会社みずほフィナンシャルグループ、みずほ総合研究所株式会社が、金融教育に関する共同研究を行ってきた中で生まれたものです。
テキストの内容は、特別支援教育における金融教育に関するテキストで、タイトルは「くらしとお金(お金はゆたかなくらしのパートナー)」です。
知的障害など、特別支援教育の対象となっている子どもたちにとって、社会でたくましく生きていくためには、お金(金融)に関わる教育が極めて重要であることは、従来から認識されています。そのための各学校での独自の取り組みは行われてきていましたが、標準的なテキストとされるものは、これまで存在していませんでした。
そこで、東京学芸大学とみずほフィナンシャルグループにより、金融教育に関する共同研究においての、特別支援教育における金融教育に関するテキストが、開発されました。
このテキストは、知的障害を主たる対象とする特別支援学校高等部の生徒たちが、お金(金融)について学ぶことを通じ、「生きる力」を育成、夢や希望を持って豊かな暮らしを切り開いていけることを目指して作成されています。
特徴としては、暮らしの中でのさまざまな場面を通じて、お金(金融)の役割や仕組み、また、お金に関わる留意点を理解できるように工夫されていることがあります。内容は、「くらし上手になれるかな?」「海外旅行に行ってみたい?(お金をたくさん貯めるには)」など、7章から構成されており、生徒一人一人のニーズや知識、理解度に応じて活用できるように、どの部分からでも始められるよう工夫されています。このテキストを活用する際には、各生徒さんのニーズに、十分に配慮してほしいということで、案内されています。
生きていくための教育は、最も根本の部分で重要なところですが、テキストが存在することで、こういった教育がしやすくなりそうですね。
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投稿者 kksblog : 2008年12月25日 00:40