●「小・中学校新学習指導要領」Q&Aを掲載~文部科学省 (2008年12月23日)
「小・中学校新学習指導要領」についての、教師向けのQ&Aが12月11日より掲載されています。
たとえば、集団宿泊活動や職場体験活動などの学校行事を長期休業期間中にまとめて行うことは可能であるか?ということや、総則第3の1に基づき、道徳の時間についても、夏休み等にまとめ取りはできるのか?ということに対しての回答が、理由も添えて詳しく載せられています。
ほかには、総則第3の3「各教科等のそれぞれの授業の1単位時間は、各学校において、各教科等の年間授業時数を確保しつつ、児童(生徒)の発達の段階及び各教科等や学習活動の特質を考慮して適切に定めるものとする。」についての質問で、毎朝15分の学習時間を設定し、週3回計算ドリルや新出漢字の学習を行って、授業時数を1時間とカウントすることや、毎朝15分の授業を1時間目に組み込み60分授業とすることは可能なのか?といった細かいところまでの質問についても、回答されています。
また、総則第3の3について、中学校においては、「なお、10分間程度の短い時間を単位として特定の教科の指導を行う場合において、当該教科を担当する教師がその指導内容の決定や指導の成果の把握と活用等を責任を持って行う体制が整備されているときは、その時間を当該教科の年間授業時数に含めることができる。」とされているが、その場合、教師は教室にいなくても授業時数にカウントできるのか?また、小学校ではこの規定が置かれていないが、10分間程度の短い時間を単位とした授業を授業時数にカウントすることはできないのか?という質問もあり、それについての回答も載せられています。
本来のところ、子どもも生身の人間であり、教師も生身の人間であるわけで、ある程度は、臨機応変であってもよいようなところも感じられるようなものですが、これだけ細かくQ&Aを載せるだけの問題が、日々学校には存在するということなのでしょうね。
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投稿者 kksblog : 2008年12月23日 00:16