●肥満傾向児の出現率が減少傾向に!~学校保健統計調査~ (2008年12月18日)
文部科学省は、平成20年度学校保健統計調査速報を公表しました。
この速報は、平成20年度に実施した学校保健統計調査の結果のうち、幼児、児童および生徒の体格、疾病・異常被患率などについてその一部を収録したものです。
身長は、男子、女子共に昭和23年度以降一貫して増加傾向にありましたが、ここ10年はほぼ横ばい傾向となっています。体重は、男子、女子共に昭和23年度以降一貫して増加傾向にありましたが、ここ10年は減少傾向の年齢も見られるようになりました。
肥満傾向児の出現率の推移は、男子、女子共に昭和23年度以降、上昇傾向にありましたが、平成18年度および平成19年度と比較すると、低下している年齢が多いことがわかりました。
中学校におけるむし歯の者の割合は、中学校1年(12歳)の永久歯の一人当たりの虫歯の数でみると、昭和59年の調査開始以降減少傾向にあります。
ぜん息の者の割合は、すべての学校段階で上昇傾向にあります。ただし、平成19年度と比較すると小学校および中学校で低下しているという結果になりました。
食の欧米化によって随分と肥満化が問題になっていましたが、家庭や学校給食、学校での食育指導などの工夫によって改善傾向にあるようですね。これからも肥満の子どもが増えすぎないように、周りの大人達がよく気を配ってあげる必要があるのではないでしょうか。
■関連記事
ぜん息↑ 虫歯↓ 近視→ 平成17年度の学校保健統計調査
現代っ子は親の世代よりも高身長・高体重、胴長短足の傾向に? 学校保健統計調査
体が大きくなっている反面、肥満や鼻炎、喘息も増加 学校保険統計調査
« 荒川区が新型インフルエンザのリーフレットを作成 | トップページへ 若者に「求められる能力」を得るための支援事業「YES-プログラム」 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2008年12月18日 22:29