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高温は二酸化炭素などの温室効果ガス増加に伴う地球温暖化の影響が大きい? (2008年12月17日)

気象庁は、「平成20年の世界と日本の年平均気温について(速報)」を発表しました。

2008年の世界の年平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)の平年差※(速報値)は+0.20℃で、統計を開始した1891年以降では10番目に高い値となる見込みということです。

※平年差とは、平均気温から平年値を差し引いた値です。平年値としては、1971~2000年の30年平均値を使用しています。

世界の年平均気温は、長期的には100年あたり0.67℃ の割合で上昇しており、特に1990年代半ば以降は高温となる年が多くなっています。地域的にみると、ユーラシア大陸の中高緯度域や北大西洋の高緯度域では、平年より気温の高い状態が続いているとのことです。

2008年の日本の年平均気温の平年差(速報値)は+0.41℃で、統計を開始した1898年以降では13番目に高い値となる見込みだそうです。また、日本の年平均気温は、長期的には100年あたり1.11℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降、高温となる年が頻出しています。

近年、世界と日本で高温となる年が頻出している要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響に、数年~数十年程度の時間規模で繰り返される自然変動が重なったものと考えられているそうです。

今年の年平均気温がここ数年に比べて低くなった要因の一つとして、2007年春から2008年春に発生したラニーニャ現象の影響が考えられます。2008年の年平均気温の確定値は、2009年2月初めに公表予定とのことです。

これから将来を担う子どもたちには真剣に考えてほしい問題ですから、気象庁の今回の発表を参考にし、地球温暖化などの問題をもう一度話し合ってみてはいかがでしょうか。

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投稿者 kksblog : 2008年12月17日 21:15


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