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家庭の教育力の向上を目指して―埼玉県が「親の学習」啓発リーフレットを発行 (2008年12月16日)

埼玉県は、家庭の教育力の向上を図るため、「親の学習」啓発リーフレットを作成しました。

近年、核家族化や少子化など社会状況の変化にともなって、家庭の教育力の低下が指摘されています。こうしたことから、埼玉県では「親が親として育ち、力をつける」ことが家庭の教育力向上につながるとして、リーフレットを作成しました。また、将来親になるべき中学生・高校生を対象にした「親になるための学習」も推進することにしています。

県は、平成18年度から「親の学習」の研究開発・推進事業を立ち上げ、昨年度からは幼稚園、保育所、学校などで「親の学習」プログラムも実施しています。このプログラムでは、現代の子育てをよく反映した資料を用いた討議、それぞれが親・子どもの立場で事例を演じるロールプレイなど、参加型の学習が中心となっています。

今回作成されたリーフレットは、これらの「親の学習」プログラムの実施や活用に役立てるために作られたものです。教員・保育士向けと、小学校新1年生の保護者向けの2種類が作成されました。

教員・保育士向けのリーフレットは、「親の教育」を行う立場の人たちへの提案です。「親の学習」の推進の必要性のほか、保護者対象の「親の学習」プログラム例なども紹介されています。また、将来親となる中・高生のために、中学校の技術・家庭科、高校の家庭科において「親の学習」をどう行うかなどについて指導事例が紹介されています。

一方、保護者向けのリーフレットには、保護者対象のプログラム例や、「親の学習」プログラムの基本的な考え方などが紹介されています。

家庭の教育力の問題が取り沙汰される一方で、子育てに悩む親が多いのも事実です。親のあるべき姿を一方的に押し付けるのではなく、みんなで話し合いながら考えていくやり方は、親の学習だけではなく、子育ての悩み解消にもなりそうですね。


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投稿者 kksblog : 2008年12月16日 16:47


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